財務の目的を理解する

数字はどこにでもあります。 いくら数字が苦手でも財務表から 数字がなくなることはありません。 マーケティングや人事、サプライチェーン、 事業戦略のすべてで、数字なくして 生産性や業績は語れません。 数字を理解し、 組織でどう使用されているか 知っている人は、数字を軽視したり 無視したりする人より優位な立場にいます。 このコースの目的は、会計や財務、 組織で使われる数字に関して生じる ２つの問題を理解することです 数字は直観を量る方法に 過ぎないことがわかります。 分析を順序だてて理解できます。 要素を全て考慮して決定を下すうえで 一定の規則を与えてくれます。 数字は決定を下す助けとなります。 数字に振り回されるのではなく、 数字を利用することを忘れないでください。 数字は良い判断を下す道具に過ぎず、 そういうふうに使うべきものです。 数字を避けたり無視したり、 苦手だと決めつけないで、役立つ使い方を 一緒に学んでいきましょう。 数字に伴う規則や専門用語に慣れることで、 スキルアップを図りましょう。 １番目に財務について話します。 財務とは何か。 広い定義で説明します。 組織や個人、または家族や会社、 役所において、まず何が必要かを考えます。 ２番目に、購入資金の調達方法を考えます。 ３番目に、購入した物の 管理方法を考えます。 会社を例に挙げてみましょう。 最初に何が必要かを考えます。 長期的な視野で見ると、例えば 土地を購入すべきか。 建物や、機械は必要か。 こうした決定は財務に関わります。 短期的に考えると、 必要な現金はいくらで、在庫の数はどうか。 財務に関わる決定です。 そのほかにも、人員が必要か。 研究開発部は必要か。 マーケティングの予算はどうか。 これらは資金が必要な財務問題です。 それは２番目の問題へと発展します。 資金はどう調達し、借りるのか。 必需品の購入は株主や提携者に頼み、 資金を集めるべきか。 それとも収益でまかなうべきか。 ３番目に、購入した物を どう管理するかを考えます。 つまり業者や社員とタイミングや日程、 予算などを調整することです。 社内の物事をどう維持するかも 決めなければなりません。 それらを効率的に管理するには、 手順を決め統括する必要があります。 これが広い意味での財務の定義で、 普通はより狭い範囲での問題として…