コース: 財務部でない人のためのファイナンス

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次のステップの分析を行う

次のステップの分析を行う

デュポンモデルを使って 自己資本利益率を分解する ステップ1を紹介しました。 数字は何が起きたのか、教えてくれます。 更に分析を進めると、 より明確に理解できます。 数字は常に答えを示すわけではなく、 次の疑問を提起し、結果的に 個人に説明を求めるという 方向へ導いてくれます。 自己資本利益率を収益性、効率性、 レバレッジの3要素に分解する というデュポン分析がステップ1でした。 ステップ2では、 百分率財務諸表を作成します。 百分率財務諸表では、 規模の異なる会社を時系列的にも 同時期でも比較できます。 百分率財務諸表がステップ2です。 これで、さらに利用できる 比率が得られました。 収益率、効率比、レバレッジ比です。 フォードとゼネラルモーターズでは、 効率性が異なりました。 ゼネラルモーターズは 資産の運用がより効率的でした。 個別に資産を分析し、 どれが売上につながり、 どれがつながらないかを把握します。 ゼネラルモーターズがより収益を 上げていることは説明しました。 見逃した収益性を掘り下げて、 具体的に示してくれる比率があります。 収益性について、フォードと ゼネラルモーターズで何が違うのか。 さらに分析をすると答えが出ます。 最初の3ステップでは利用できる 情報を分析し、次々に生じる疑問に 少しずつ答えていきます。 例えば、フォードのレバレッジは ゼネラルモーターズより大きいので 分析は必要ありません。 疑問の余地はなく、あっても レバレッジ比率を見れば済むことです。 最終的に、他社とどう違い、昨年と どう違うのかを答えてくれる人へと たどり着きます。 そのために分析をし、 適切な質問ができるように、 すべてを把握しておく必要があります。 このコースの目的は、数字を分析する 財務比率ツールを 網羅することではありません。 むしろ、数字の丁寧な分析を紹介し、 事業をどう運営していくか、 具体的に判断できるようになることです。 ここでは一般公開されている 情報を使いますが、あなたの会社の 情報で分析をしてみてください。 時間をさかのぼって数字を よく分析すると、注意すべき点が 明確になるからです。 数字に強くなくてもできることです。

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