コース: 財務部でない人のためのファイナンス

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資金周期を理解する

資金周期を理解する

数字好きかを問わず、事業の生命線が 現金であることは明らかです。 現金がないと事業は長続きしません。 優れた広告案があり、場所も申し分なく、 素晴らしい製品やサービスがあっても、 現金を稼ぐことができなければ 事業は続きません。 はじめに在庫を仕入れて受取勘定にして、 最終的にそれが現金になるまでの 資金循環を説明します。 資金循環が長期化すると、 あっという間に窮地に陥ってしまいます。 現金が資産や受取勘定、 在庫に縛られていると、 事業に利用できないということです。 ここでは必要なリソースを特定し、 それを購入するためのお金を得る 最適な方法を決め、効率的な リソース管理について説明します。 そこには適時、適切な情報が必要です。 まず、短期的な財務管理を説明します。 建材卸し業の資金循環を例に説明します。 時計周りに、各要所を示しています。 この現金は在庫の仕入れに使います。 そこで出入り業者との取引が生じます。 必要な時に必要な物を供給する 出入り業者が不可欠です。 在庫を仕入れたら、管理します。 在庫不足だけは避けたいものです。 事業で最悪の事態は在庫が切れることです。 顧客が必要とする物は、 そこにあるべきです。 在庫不足は避けたいですが、 在庫が余りすぎるのも困ります。 顧客が必要な時、すぐに提供すべきです。 顧客は店に来て、欲しいものを 買っていきます。 顧客との関係もあります。 大口もあれば、小口もあります。 やりやすい客もいれば、難しい客もいます。 そうした取引関係を管理する 体制を確立します。 一旦売りが出ると受取勘定が発生します。 きちんと集金できるように 受取勘定を管理します。 取引条件を提示しても、 請求書を送らなければ 支払いも期待できません。 在庫から受取勘定になり、 現金化するという適時で 適切な資金循環になるように、 受取勘定を管理する必要があります。 資金循環を継続的に管理するには 情報が必要になってきます。 この章では現金の管理について説明します。 誰でもキャッシュフローには注意が必要です。 事業の目的はたくさんの在庫を 持つことではなく、 たくさんの人に貸しを作ることでもなく、 在庫と受取勘定を管理し、 できる限り早く在庫を 現金に換えることです。

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