コース: 経営幹部として意思決定を行うには

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チェンジマネジメントを実施する

チェンジマネジメントを実施する

重要な決定では、 チェンジマネジメントが必要です。 決定するだけでは実施が保証されません。 こうした実施リスクを緩和する手法が、 チェンジマネジメントです。 実施にあたっての チェンジマネジメントの原則、その1は、 コミュニケーションに終わりはない、です。 決定やその経緯、狙いについて、 誰もがさまざまな疑問を抱いています。 それぞれに、何度でも答えましょう。 原則その2は、知っていることは すぐに伝える、です。 最悪なのは、あなたが情報を 秘匿していると思われることです。 時には、「わかりません」でもいいのです。 これで相手も、話せる情報は すべて話してくれていると理解します。 重要な決定を実行に移す段階で耳に入る噂は すみやかに絶ち、拡大を防ぎましょう。 正確な情報を発信し、 社員に安心感を与えましょう。 多くの場合、鍵となるのは 雇用や役職の保証です。 そうすることで、社内の関心は 憶測より必要な改革の実践に 向かうようになります。 原則その3は、改革への理解と協力に 報いる、です。 報酬には、賃金や、 昇進、といった選択肢があります。 ある会社では、こうした原則が守られず、 チェンジマネジメントが 十分に機能しませんでした。 CEOと上層幹部の間で、会計方針の変更が 決定されましたが、これによって、 すべての会計処理をやり直し、 データを再計算し、決算報告書の内容を 大幅に変更する作業が必要になりました。 経営陣は変更を決定し、 そのことを社内に伝えましたが、その後の チェンジマネジメントでつまずきました。 ある部門の責任者が決定に従わず、 変更作業が実施できなくなったのです。 データはなかなか出ず、報告書も 決まった方式で作成されませんでした。 このように、トップの決定が現場の責任者に 一蹴されてしまったのは、決定の必要性と 具体的な進め方について、 社内に十分時間をかけて 説明しなかったことに 大きな原因があります。 重要な決定を行う場合は、ぜひ、きめ細かく 正確な情報提供に努めてください。 改革の必要性を説明し、 抵抗なく受け入れてもらいましょう。

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