コース: Excel すぐに役立つ小ワザ集

機能と関数で一意のデータを抜き出す - Microsoft Excelのチュートリアル

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機能と関数で一意のデータを抜き出す

研修の予定表から、 どんな種類の研修があるのか、 抜き出したいというとき、 UNIQUE 関数や フィルターオプションという機能で、 簡単に取り出せますので、 見ていきましょう。 ブック「Chapter09」の 一意のデータシートを使います。 ユニーク関数から説明します。 ユニーク関数は、 Excel 2019 以前の バージョンでは対応していません。 まずは、行われる研修を 一通り抜き出したいとき、 日本語入力をオフにして、 =unique と打っていくと、 絞られましたので、 ダブルクリックをするか、 Tab キーで選びましょう。 配列は、研修名の範囲を指定して、 Enter で確定します。 これで、一通りのデータが 抜き出されました。 この5つの研修が行われることが わかりました。 では、同じ研修名でも 講師が変わると別のものとして 組み合わせで何通りあるかがわかるように 編集しましょう。 UNIQUE 関数を ダブルクリックで編集します。 引数の中の配列をクリックして、 編集状態にしたら、 研修名から講師名の範囲を指定して、 Enter で確定します。 今度は2列照らし合わせて、 一意のデータが抜き出されました。 ただ、これは、Excel の 2019 以前のバージョンでは 使えませんので、 フィルターオプションでの 処理方法も解説します。 フィルターオプションは、 項目名も含めて選択して、 そして項目名も含めて抜き出してくれます。 リストの中のセルをひとつ選んで、 「データ」タブの並べ替えと フィルターグループにある 「詳細設定」をクリックします。 リスト範囲を修正しましょう。 研修名の範囲を項目名を含めて 指定します。 抽出先は、指定した範囲を、 抽出範囲にカーソルを置いて、 H の位置をクリックします。 そして、「重複するレコードは無視する」に チェックを入れて、 「OK」をクリックします。 一意のデータが取り出されました。 研修名と講師名の組み合わせで 抜き出すときも、 2列指定すれば後は同じです。 取り出しましょう。 詳細設定をクリックして、 今度はリスト範囲を項目名を含めて 研修名から講師名までを指定します。 抽出先は、指定した範囲、 そして抽出範囲は、 今度は J1 を指定します。 「重複するレコードは無視する」に チェックを入れて、 「OK」をクリックします。 2列の組み合わせで 一意のデータを取り出してくれました。 例えば、数万件というような 膨大なデータでも、 一瞬で重複なしのデータを 抜き出してくれる大変便利な方法です。 UNIQUE 関数の方法と、 フィルターオプションで取り出す方法を 解説しました。

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