自己対話の時間を持つ

質問力は、 日常のちょっとした時間の中で、 磨くことができます。 そのひとつが、 自己対話の時間を持つことです。 あなたは、一日のうちに、 どれくらいの時間、自分自身に 質問を投げかけているでしょうか。 無意識かもしれませんが、 毎日、膨大な量の質問に 瞬時に対応しています。 例えば、 「今朝は朝ごはんに何を食べますか？」 「今日は何を着ますか？」 といった質問について、 自分の中で、 何らかの回答を選択しているわけです。 これらは、習慣的なもので、 いちいち深く考えるということは していないかもしれません。 これらの質問でさえ、 自身の体調やその日の予定、 気温などの情報を把握し、 アウトプットを出しています。 質問力を高める自己対話とは、 そのような習慣になっているものではなく、 これまでとは違った気づきを得られるような 問いかけをすることです。 例えば、「今日一日を振り返って、 印象的だったことは何か？」 「自分の心が動いたのは どんなシーンだったか？」 「どんな気分になったか？」 「その気づきは、 今後どのような場面に応用できそうか？」 などといった問いかけはどうでしょう。 その質問について、 頭の中で思いを巡らせるのも良いですし、 日記などのように 文字に書き起こしてみたり、 絵で表現してみる方法もあります。 自分に対する良質な質問は、 自分自身に新たな気づきをもたらし、 自己成長を加速します。 これまで考えたことがなかった 自分への質問を考えてみましょう。 自己対話によるそれらの問いは、 その後、他者の成長を助ける質問として、 活用できるかもしれません。