コース: デジタルトランスフォーメーション

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デジタルトランスフォーメーションに必要なスキルを理解する

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コース: デジタルトランスフォーメーション

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技術チームの人手が 十分に揃っている会社も、 DX に取り組むにあたっては、 人材の増強や追加研修が必要となります。 DX の進展や最終的な成功は、 確保した人材の質にかかっているからです。 必要なのは、実務スキルと 技術的ノウハウの両立です。 DX に向けて 特に必要とされるスキルには、 次のようなものがあります。 第一に、アジャイル開発の関連スキルです。 DX には 反復型の開発プロジェクトが必要です。 これは、各工程を順番に進む 従来のウォーターフォール開発とは 対称的です。 ここで重要なのは、変更管理、 助言、指導を担当する アジャイルコーチです。 金融大手のキャピタル・ワンは、 アジャイル開発に 必要なスキルを育てるため、 アジャイル成熟度診断を開発し、 目標への進捗がわかるようにしました。 持続可能性、価値提供、 大規模アジャイル、企業文化、 技術的健全性の5分野に関する質問に、 年4回、社員が無記名で回答します。 スコアが低かった分野については、 担当部署がそこから6回の 開発サイクルをかけて 改善する項目を決定し、 各チームのアジャイルコーチのもとで 改革を進めます。 アジャイル開発に必要な第二のスキルは、 スクラムマスターです。 毎日の進捗、目標、改善点を、 チーム全員で話し合いながら進め、 スクラムという開発手法を主導します。 また、チームを指揮するために 必要なスキルと深い技術的知識を持ち、 情報の円滑な共有を促進します。 キャピタル・ワンでは、スクラムマスターの 交流グループを設けて、相互のスキル向上や ノウハウの共有ができるようにしています。 第三のスキルは、プロダクトオーナーです。 DX では、 従来のプロジェクトやサービスも、 プロダクトとして考えます。 完成に責任を負うプロダクトオーナーは、 理念と方向性を設定し、 開発の計画を策定し、 進行を管理しながら、価値を実現します。 アジャイルコーチや スクラムマスターとの違いは、 担当プロダクトへの高い専門性です。 キャピタル・ワンでは、 アジャイル開発やデザイン思考などを含む 幅広い研修制度により、 既存の社員を次世代の プロダクトオーナーに育てる 取り組みを行っています。 第四は、ユーザーエクスペリエンス・ デザイナーです。 UX とも呼ばれる ユーザーエクスペリエンスは、…

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