コース: DevOpsの基礎

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少量ずつ高速で進める利点

少量ずつ高速で進める利点

継続的インテグレーションと 継続的デリバリーについて、 その5つの利点を紹介しましょう。 かつては、ソフトが 開発段階で実行されることは稀で、 あっても全体の動作試験はしないままに ビルドとデプロイが行われ、 最後にテストフェーズに送られてから 長大なバグレポートが生成されていました。 継続的デリバリーでは、 コードをコミットするたびに アプリケーションが 自動的にビルドされます。 単体テストが実行されて、 アプリケーションは本番と 同等の環境にデプロイされます。 受け入れテストも自動で実行され、 加えられた変更のテスト結果が 数分以内にわかります。 継続的デリバリーのコードは 常に稼働状態です。 主な用語を理解しておきましょう。 継続的インテグレーションとは、 アプリケーションのビルドと単体テストを 自動的かつ頻繁に行うことであり、 理想的にはコードを チェックインするたびに行うことです。 継続的デリバリーとは、変更内容を そのつど本番と同等の環境にデプロイして、 統合テストと受け入れテストを 自動で行うことです。 継続的デプロイメントとは、 変更のたびに全体を自動テストにかけ、 本番環境に自動的にデプロイすることで、 Facebook、エッツィー、 ウェルスフロントなどの ウェブビジネス大手が利用しています。 これらの手法の利点は、まず、 市場投入までの時間が 大幅に短縮できることです。 2016 年の DevOps 動向報告書は、 一般的な IT 企業で数週間から 数か月かかるデプロイが、 先進的な企業では オンデマンドでできると記しています。 先進的な企業は、アイデアを実験して 市場価値に変える 「コンセプトからキャッシュ」の フローも速いのです。 最近は、同じアプリを1日に 数百回もデプロイする企業があります。 頻繁な変更は品質の低下を招く と思うかもしれませんが、 実際は逆で、品質が向上しています。 先の報告書は、同じ先進的な企業の 変更失敗率が ほかの企業の3分の1だったとしています。 品質が向上するのは、開発ライフサイクルの 最後に検査を行う代わりに早期からの 統合テストを繰り返しているからです。 無数の変更をまとめて一気に デプロイする代わりに、 変更を1つずつテストしながら デプロイして、 ソフトが動くことを確認しているのです。…

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