コース: 課題解決力を高めるには

好奇心を育てる

コース: 課題解決力を高めるには

好奇心を育てる

課題解決力を高める 重要な要素は好奇心です。 疑問を持ち、調査することで 創造力が引き出されます。 好奇心とは、物事を学びたいという欲求で、 2つの種類があります。 1つは、先天的なものです。 程度の差はありますが、私たちは皆、 生まれつき好奇心を持っています。 その好奇心を刺激して、より好奇心の レベルを高めることもできます。 好奇心を高める行動を紹介します。 1つ目は、仕事でも私生活でも、 重要な決断の前に、自分の思い込みに対して 意識的に疑問を投げかけることです。 私たちは現在の状況が特殊かどうかを よく考えず、反射的にいつも 同じ思考パターンで判断してしまいます。 自分に疑問を投げかけて初めて、 いつもと違う、 より適切な行動をとれるのです。 2つ目は、他者の知恵を活用することです。 誰かとの会話や、会議では、 ほかの人が意見を言い終わるまで、 発言は控えましょう。 他の考えを聞くことで、自分の視点や 考え方を掘り下げ、変えることができます。 好奇心を高め、アイデアを得るために 他者の意見を聞きましょう。 3つ目は、生活に多様性を 取り入れることです。 さまざまな人と交流し、 多様な行動をとります。 まず、意図的に多様な人々と 付き合うようにしてください。 人種、性別、年齢、職業などを 幅広い人々と交流します。 多様性は人生に刺激を与え、 いろいろな経験を通して、 好奇心が高まります。 次に、行動です。 私たちは、効率的な活動のために、 小さな習慣的行動を積み重ねて 日々を乗り切っています。 たとえば、毎朝行う一連の行動、 通勤ルート、昼食の取り方などです。 多くは決まった行動ですが、 少し変えてみます。 意図的に変えることで、脳が目覚め、 好奇心が高まり、人々との 新しいつながりが生まれます。 4つ目は、アイデアを記録し、 よく検討することです。 気付いたことや浮かんだアイデアを、 記録してください。 メモ帳やノートパソコン、 携帯電話など、何を使ってもよいです。 アイデアは、浮かんでは消えるので 忘れる前に必ず記録し、 後で時間をとって検討します。 仕事では少なくとも5%、 できれば 10%をこの作業に当てます。 こうして自分のアイデアに磨きをかけ、 優先度を判断します。 アイデアの検討に時間をかけるほど、 好奇心が高まり、変更を加えて改善する というサイクルが繰り返されます。 生まれながらに好奇心の強い人はいますが、 それがすべてではありません。 脳を刺激し、 好奇心を育てる行動を心掛ければ、 自分自身やチームの可能性について、 多くのアイデアが生まれるでしょう。 つまり、多くの質問をする好奇心の強い人が 興味深いアイデアや 解決策を思い付くのです。

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