コース: エグゼクティブとしての振る舞い方を身につけるには

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ほかの人々についての考え方

ほかの人々についての考え方

次は、ほかの人々についての 思考パターンの違いです。 5つのパターンで、 対照的な思考を見ていきましょう。 自身を振り返って、プレゼンスが 低い人に近い思考をしている場面があれば、 よりよい思考パターンに切り替えましょう。 最初に挙げたいのが、 他人の欠点や短所ばかりに 注目してしまう思考パターンです。 誰もがミスをしますし、 気に入らない点もあります。 特にその影響が自分に及ぶと、 その後も根に持ってしまいがちです。 『7つの習慣』の スティーブン・コヴィーは、 「他人の罪を告白し、裁くために、 どれだけ負のエネルギーや時間を 使うのか」と批判しました。 車のアクセルとブレーキを 同時に踏むようなものです。 プレゼンスが高い人は、 不完全な人々の美点を探そうと考えます。 次のように唱えましょう。 誰でも欠点はある。完全な人はいない。 私だけでは何もできない。 不完全な人々の力が必要だ。 自分も人も、みな不完全であり、 欠くことのできない存在だ。 では、彼らは何を得意としていて、 それを生かすため私に 何ができるだろう、と。 絶対に容認できない行為があるなら、 この限りではありませんが、 ほとんどの場合は、誰もが 長所と短所を持つ普通の人間なのです。 みな不完全なので、 当然不本意な結果も起こります。 しかし、重大視しすぎてはいけません。 プレゼンスが低い人のパターンの 2番目は、自分の敵か味方かと、 出会う人々を値踏みしてしまう考え方です。 プレゼンスが高い人は 対立する人々も尊重して敬意を払います。 人への態度には品格が表れます。 たとえ今は対立する相手でも、 いつか協力者になる時も あるかもしれません。 目先の対立より、 よりよい未来のことを考えましょう。 マンデラは獄中時代、 看守の個人的な法律相談に乗っていました。 大統領に選出されると、 彼らを就任式の来賓席に招待しました。 また、護衛には人種隔離政策下で 黒人を弾圧する側だった白人も加えました。 相手を人種で区別しないマンデラの姿勢は、 祖国を分断した対立を融和へと 導く手本になりました。 3番目は、何事にもむきになる 思考パターンです。 自分の意に沿わない相手に、 つい反発してしまいます。 プレゼンスが高い人は、 物事を前向きに受けとめます。 自分に不利な出来事には、…

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