独裁的な意思決定をする

ひとつ目のスタイルは独裁的な意思決定で トップが意思決定を行うことです。 この場合、周囲の賛同は重視されません。 実際、意思決定に多くの人が関わると 逆効果になることがあります。 大抵、独裁的な意思決定をしている環境では 業務や役割が構造化されて 監視と統制が行われます。 こうした意思決定をする場合は 指揮統制が非常に重要です。 独裁的な意思決定のパフォーマンスは 決定を下す人の実行結果に基づいて 測定します。 例を紹介しましょう。 コールセンターを運営していた時の事です。 時々、顧客から苦情の電話がありました。 小さい意思決定の場です。 すぐ返金を申し出るべきか どうかです。 意思決定の緊急性は非常に高く 怒っている顧客に、決定するまでしばらく お待ち下さい、とは言えません。 即決する必要があります。 緊急性が高く、リスクが低い小さな決定は マネージャーによって 独裁的な意思決定ができるようにしました。 大事には至りません。 幅広い状況で対応のスピード化を進めて 意思決定の権限を下位レベルに与えた事が 重要な成功要因でした。 今より独裁的な方法での意思決定を 検討しているなら、意思決定のスピードと 取ろうとしているリスクに 注目してください。