コース: データ分析のためのデータ視覚化

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データ視覚化を立案し、設計する

データ視覚化を立案し、設計する

立案や設計は、視覚化のプロセスにおいて 最初のステップであり、 非常に重要ですが、データアナリストが 敬遠しがちな作業でもあります。 心当たりがあるでしょうか。 データを分析するさい、 異なるチャートでデータを 見ているでしょう。 分析プロセスの一環として 視覚化をおこなっていると思います。 それは非常に良いことで、 視覚化がデータ分析において 重要であることに異論はないでしょう。 アンスコムの例については 知っているかもしれませんが、 フランク・アンスコムは イギリスの統計学者で、 ほぼ同一の特性、つまり、 11 のデータポイントを持ち、 x(エックス)と y(ワイ)の平均値と分散、 相関関係や回帰直線が同じ 4つのデータセットについて、 視覚化をおこなうと、大きく異なることが 分かるということを示しました。 話をもとに戻しましょう。 分析の一部として視覚化をおこなうのは 素晴らしいのですが、 チャートを見て知見を得たあと、 何をすればいいでしょうか。 この例についてパワーポイントを 作る必要があるとします。 チャートをエクスポートし、 パワーポイントに貼り付けて 終わりでしょうか。 そうやっていると思いますが、 これは間違っています。 私がこのコースの始めに言ったことを 行う必要があります。 つまり、スライドの ストーリーを考えることです。 何を説明するのか、始まりと中盤と終わり、 ロジックは何か、 そして見出しを考えましょう。 たとえば、この例では、 一定のポイントまで正の相関がありますが、 それを超えると相関は逆転します。 つまり、x(エックス)が 11 に達すると興味深いことが 起こるのです。 そこで、見出しは「11 を超えると 逆相関になり加速度的に下落する」 かもしれません。 古風な新聞記事のようで、 文字通り説明しただけであり、 まったく興味がわきません。 もう少し面白くした方がいいでしょう。 「11 まで上昇したら、ダダダと下降」 ならどうでしょうか。 少し面白く、タブロイド紙の 見出しのようになったでしょうか。 11 が厄介な数字になり、 ドラマチックに聞こえます。 ストーリーを知り、 スライドの見出しを決めたら、 次はアイデアを書き出します。 完璧なチャートがあるのに、 なぜそんなことをするのかと 思うかもしれません。…

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