コース: データ分析のためのデータ視覚化
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チャートについて再考する
ここでは、チャートの事例をもとに、 このコースを通じて学んできた 原則を適用し、 デザインをどう改善できるかを解説します。 聞き飽きているかと思いますが、 重要なのは、簡素化し、情報を減らし、 伝えたいことは何かをよく考えて、 そこに注意を引くことです。 このチャートは、2つの会社、 製造業者と小売業者のデータです。 製品をある特定の価格で販売することに 合意していたとします。 小売業は、契約のもとでは 合意した価格で販売しており、 契約がないときもそれより高い値段で 販売していたことを伝えようとしています。 つまり、強制されずとも価格を 守っていたということです。 デザインの修正は簡単で、 視覚的なノイズを大幅に削除しただけです。 さらに、私がいつも言っていることも 実践しています。 軸を黒からグレーに変え、 軸の数字もほとんど削除しました。 元のチャートの 20%や 40%、60%など気にする人はいないからです。 ここで重要なのは、全体の傾向と、 線の形、隣の線との位置関係です。 特定の位置が重要なわけではありません。 また、Y(ワイ)軸のラベル 「在庫の累積割合」を動かしました。 読み手が頭を 90 度傾けないと 読めないのはよくありません。 これを上に移動し、 単純に「在庫 100%、累積」として、 ラベルと数字を組み合わせました。 また、大きな2つの矢印も、 理解に役立たないので削除しました。 左上が、高い価格遵守、 右下が低い価格遵守を示しており、 それは重要ですが、 この矢印は役に立っていません。 無駄なものです。 ラベルは太すぎない太字にしました。 グレーのままで 強調されすぎないようにしましたが、 大文字にして少し目立つようにしています。 またグリッドも削除しました。 ハッシュマークもパーセンテージも 不要なのに、チャートの真ん中で 交差するグリッドなどいらないでしょう。 最後に、元のチャートには 下に凡例がありますが、 前にも言ったように、できれば凡例を チャートの下や横に置かないでください。 参照するために視線が画面上を 行ったり来たりしなければなりません。 凡例はチャート内に配置します。 「契約外の価格設定」は それが示す線と同じ色にして、 線のすぐ横に配置しました。 もう1つ例があります。 「製造コストの優位性」です。…
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