コース: データ分析のためのデータ視覚化

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さまざまなチャートの種類

さまざまなチャートの種類

データに最適なチャートを選ぶのは、 簡単ではありません。 興味を引くものでなければならないので、 つまらないチャートを選ばないように 気をつける必要があります。 同時に、視覚化の方法をユーザーの 理解度に合わせる必要もあります。 誰もが読み方をよく知っていて、 分かりやすいチャートもあります。 犬でも分かるくらい簡単なチャートを 使うのが最適な場合もあるでしょう。 また、複雑なデータが、 最初に思っていたよりも 複雑でないような場合は、 独自の新しい表示方法を考える 必要があるかもしれません。 棒グラフはとても効果的です。 データが棒グラフに適しているなら、 棒グラフを使いましょう。 人間は即座に棒グラフの長方形を 理解し比較できます。 前のレッスンで解説したとおり、 脳が無意識に視覚情報を認識する 前注意的処理というものがあります。 読み手は、棒グラフの読み方を知っており、 簡単に数値を比較できるので、 データや課題に適しているのなら、 棒グラフを使ってください。 見た目を整え、工夫してもいいですが、 棒グラフを使いましょう。 折れ線グラフも同じです。 時間経過に伴うデータを示すなら 折れ線グラフは何より効果的です。 そのほかにも、あまり頻繁には 使われていませんが、 効果的なチャートがあります。 1つはスロープグラフです。 時間経過に伴う変化を示すものですが、 途中経過ではなく、始点と終点に 焦点を当てたもので、とても効果的です。 合計の変化や、相対的な傾きの違いを 簡単に把握することができます。 数多くの項目を重ねて示すのに適しており、 対照的な色や太さを使って重要な項目に 注意を引くことができます。 重要でないものは薄くして、 文脈や比較のために残しておきます。 たとえば、時系列データの場合、 ここには20年分のデータがありますが、 中間は省いています。 ここでは間の変動を 理解してもらう必要がなく、始めと 終わりだけに注目して欲しいからです。 もう1つ使って欲しいのが、分布図です。 これはドットプロットですが、 複数の点を狭いスペースに重ねることが できるため、棒グラフでは対応できない たくさんの項目を比較するさいに 役立ちます。 分布図の良いところは、データセットの 全体像を把握しつつ、個別のデータを 見ることができる点です。…

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