コース: 説得力のあるビジネスプレゼンテーションを行うには

情報を収集する

少ないほどよい。 情報の焦点と効率に関する この言葉を聞いたことがあるでしょう。 これがプレゼンテーションの理想ですが、 十分に練られたミニマリズムは 戦略的な手順から得られます。 説明しましょう。 まずはブレインストーミングです。 邪魔されない時間を見つけて、 聴き手が知りたいと思われる情報を できる限りリストに挙げます。 深くは考えません。 アイデアの否定はしません。 考えられるものをすべて書き出しましょう。 見極めの質問を定義します。 プレゼンの依頼者に詳細を確認すると、 聴き手が関心を持ちそうな題材の項目が 絞られていくかもしれません。 集めた情報に基づいて リスト項目を減らし、焦点を絞りましょう。 プレゼン依頼者に確認する 余裕がないなら、 聴き手をよく知る同僚に尋ねてみましょう。 テーマと外れ項目を見つけます。 リストにある同一のテーマに 一致する題材がありますか。 自然にまとまる題材はありますか。 プレゼンの題材に ぴったりはまるカテゴリーはありますか。 項目をグループ化するとともに、外れ項目、 つまりプレゼンの題材範囲には 入らなくても 最初にブレインストーミングした考えに至る きっかけになった項目を特定します。 調査資料を見直します。 絞り込み後のテーマの項目を見ると、 題材についてさらなる調査の意欲が 湧くはずです。 最新の論文、関連する統計、題材や 業界の成功例に関連する 業界の物語を探します。 焦点を絞ります。 見極めの質問、テーマのあぶり出し、 追加の調査を通じて 題材の焦点が絞り込まれます。 ブレインストーミングで出た項目が 当初の依頼と明確につながる 数個に絞り込まれ、 それを裏付ける追加情報もあります。 ケイティが最初のステップに 取り組む様子を見てみましょう。 まず、ブラジルでの事業に関連する題材を 可能な限りすべて書き出します。 聴き手はブラジルと聞いて、 何を考えるでしょうか。 カーニバル、サッカー、アマゾン、 ビジネス上の文化、地理的な位置、 コミュニケーションのスタイル、交渉、 現地で成功しているアメリカ企業、 取引関係、 ブラジルのエネルギー業界でしょうか。 ブラジル人から見たアメリカ人、 文化の違い、言語の違いなども 挙がるかもしれません。 専門家はブラジルについて 何と言っていますか。 ブラジルの GDP はどれくらいですか。 ケイティは COO のところに行って、 見極めの質問をいくつか尋ねます。 ブラジルのエネルギー業界について、 経営陣に説明した人がほかにいますか。 現地に行ったことがある人はいますか。 社内から誰かを 初めて派遣する予定がありますか。 連絡先窓口はありますか。 ケイティは調査を基に、 ブレインストーミングで挙げた項目を 削ることができました。 追加の調査が必要なほかの項目に注力し、 質疑応答の時間で対応する 可能性があるものは除外しました。 ケイティがプレゼンで取り上げる 重要な題材を検討していったように、 皆さんもこれらの手順で焦点を 絞り込んでください。 聴き手が全体的な主旨をつかめるような、 重要性の高い要点に注目しましょう。 以上のわずかな手順で、 「少ないほどよい」は実現できます。 ぜひ、やってみてください。

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