コース: 説得力のあるビジネスプレゼンテーションを行うには

資料を構成する

プレゼンは毎回異なります。 聴き手には固有のニーズがあり、 分かっているのは組織に 最適な形式だけです。 ケイティが経営陣に優れたプレゼンをする 準備をしていますが、 視覚資料を作る様子を見てみましょう。 PowerPoint を使うことにしたようです。 Keynote でも構いません。 これまでに学習した 原則を使うという点は同じです。 これはケイティがプレゼンで使う 導入スライドです。 会社のロゴが上にあって、 会社とのつながりを示します。 部屋に入るとこれが目に入ります。 プレゼンのテーマと 全体の論調が感じられます。 始めは KinetEco がブラジルに参入する 必要性について話しながら 次のスライドを見せ、 ブラジルが世界8位の経済規模を持つこと、 海岸線の長さが 世界 16 位であることを短く話します。 このような企業にとっては重要な点です。 プレゼンの焦点はブラジルで 信用を築くことであるため、 つながりを築く、関係を築くという プレゼンの要点を簡単に述べます。 忍耐力を養うことも調査結果として これから明らかにします。 次は、最初の要点である つながりのスライドです。 紹介するデータはヘールト・ホフステードの 研究によるものです。 下方に議題が表示されており、 これから最初の要点を話し始めます。 ケイティはヘールト・ホフステードについて 不確実性の回避理論の研究者で、 心理学者だと説明します。 彼は不確実性の回避を、 人々が不確実で曖昧な状況に 脅威を感じる度合いと説明しています。 ケイティはそれを言う必要がありました。 次のスライドでブラジルがアメリカと 比べて不確実性の回避の傾向が 強いことを紹介するからです。 ブラジル人はこの度合いが大きいために、 全体的に情熱的である印象を受けると 説明します。 情緒豊かです。 大らかなボディランゲージが特徴で つながりを大事にします。 個人的な関係性が重要です。 ここでケイティは KinetEco の研究員である ロペスについて話します。 KinetEco をブラジル各所に 紹介してくれそうな人物です。 次は関係についてのスライドです。 ケイティは現地や周辺地域の 展示会に参加する必要があると話します。 そこで多くの関係を構築できる 可能性があるからです。 視覚資料として、ブラジルで行われた 太陽光に関する国際会議を 紹介すると良いでしょう。 同じスライドでアメリカ大使館も推奨する ゴールド・キー・サービスについて 話します。 承認済みベンダーとサプライヤーの 紹介サービスです。 3つ目の要点では、忍耐力とそれを養う 必要性を示す根拠を示します。 アメリカで発行されたブラジル関連の 報告書から詳細情報を引用します。 海外事業に関する 10 個の指標と 要因に基づいた報告書です。 ケイティはこの報告書で、 ブラジルは 189 か国中、 116 位であることを紹介します。 これはブラジルでの事業に忍耐が 伴うことに関連しており、 知っておく必要があります。 ケイティはほかの国を アニメーションで見せ、 情報を関連深いものにしています。 会社のロゴと「クリーンな明日のために 風力と太陽光を活用する」の テンプレートで締めくくります。 ブラジルの海岸線について再び述べ、 つながりを築く、関係を築く、忍耐力 という3つの要点を振り返ります。 下方の議題の表示を変更し、 クリーンな明日のためにブラジルの風力と 太陽光を活用すること、 ブラジルで関係を築くことについて 話して締めくくれば、 これが最後のスライドになります。 ここでは最後に質疑応答スライドを 紹介します。 聴き手からの質問にも回答できます。 「ブラジルは南米の虎である」という エコノミスト誌の報告書について触れた 最初の導入スライドを見せても よいでしょう。 ケイティの例から、要点を生き生きと伝え 関連性を感じさせるデザイン、 明確な構成、論理、画像の重要性が 見えてきましたか。 深く議論する姿勢を示す、 質疑応答スライドも重要です。 次は皆さんが視覚資料を作る番です。 視覚資料のデザインワークシートを 進めてください。

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