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カミングアウトとアウティング

カミングアウトとアウティング

カミングアウトとアウティングについて 理解しておくことは、とても重要です。 このレッスンでは、 カミングアウトとアウティングの 違いを学びましょう。 まず、カミングアウトとは、 自分の性のあり方について 自ら、他の人に伝えることです。 誰に、どんなタイミングで どこまでカミングアウトするかは、 本人が決めることです。 カミングアウトの理由はさまざまです。 この人には、知っておいてほしいという 信頼感から伝えることもあれば、 差別的言動に我慢ができず、 思わず言ってしまうということもあります。 パートナーの緊急事態など、 何か切迫した理由があることもあります。 カミングアウトを受けた人は、 しっかり本人の話を聞き、 受け止めることが大事です。 アウティングとは、 本人の同意なく第三者が その人の性のあり方を 他の人に暴露することを指します。 パワハラ防止法の指針では、 アウティングは、個の侵害として、 パワハラのひとつに明記されています。 アウティングは、当事者に 大きなショックを与えます。 アウティングの結果、 心身のバランスを崩してしまう人もいます。 時には、命にも関わります。 意図せずアウティングしてしまわないよう、 日頃から気を付けておきましょう。 特に、本名や性別情報の取り扱いは、 慎重にしましょう。 また、もし誰かからカミングアウトを受けて 人事や上司に相談したいことが あったとしても、 必ず本人に事前に理由を説明して、 同意を取るようにしましょう。 これは、とても繊細な問題です。 多くの LGBT が、 自分がそうかもしれないと確信するのは、 思春期の頃だと言われています。 そこから職場に至るまで、 自分のことを周囲に どのように伝えてきたのか、 どのように受け止められてきたのか、 想像してみてください。 カミングアウトとアウティングについては、 当事者の中でも さまざまな考えの方がいます。 まずは、本人の意思を尊重する、 自分の感覚で判断しないで しっかり本人に確認する、 それを心がけてほしいと思います。

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