戦略計画を作成する

ビジョンステートメントと ５つのコアバリューを作成したら、 アクションアイテムに変換する 必要があります。 これらは行動の変化を促します。 そして徐々に組織文化に変化が 見られるでしょう。 組織文化と行動には接点があります。 組織文化を変革するなら、 行動も改める必要があります。 行動が変われば、組織文化も変わります。 このコースの最初に、 調査結果に基づいて戦略計画の作成を 担う文化委員会について話しました。 コアバリューを作成したら、 委員会はそれらも戦略計画に盛り込みます。 それでは、戦略計画を作成して 実行する方法について説明しましょう。 エクササイズファイルには、 サンプルの戦略計画を用意しました。 まず、目的を見てみましょう。 これは、調査データのテーマと コアバリューが目指すものです。 たとえば、マネージャーと部下との 社内コミュニケーションが機能しておらず、 社員は新しいプロセスや方針について 十分な説明がないと感じています。 また、新しいコアバリューが 「最大限の影響をもたらす」だとします。 これらは目的であり、 あなたとチームはそれらを達成するための 目標を定めます。 マネージャーと部下の コミュニケーションに関しては、 毎月または四半期ごとの一対一の ミーティングなどを追加できます。 最大限の影響というコアバリューでは、 社員や顧客からの証言動画の 収集などを追加できます。 そのあとで、各目標の期限、責任者、 リソース、予算、そして成功指標を 決めてください。 測定方法については、 ３つのレベルがあります。 タスクの完了、行動の変化、 そして、成果です。 できれば、 成果に基づきアクションアイテムを 測定してください。 ただ、すべての項目を計画に 盛り込むことはできません。 たとえば、新入社員研修の改善について、 その成功は、単純にタスクの完了を 基準にするか、新入社員が学んだことを 実際に実施しているかどうかといった、 行動の変化をもとに測定します。 また、成果を通じて 測定することもできます。 離職率が 15%減少したら大成功であり、 はるかに説得力のある指標だと言えます。 ただし、タウンミーティングの開催などの、 その他のアクションアイテムもあります。 その項目の唯一の測定方法は、 実施されたかどうかです。 最後に、戦略計画に対して…