変化への道のり

今のあなたを作り上げた 過去の変化について考えてみてください。 プライベートでも仕事でも、 どちらでもかまいません。 紙を用意して、一緒に考えてみましょう。 最初に、その変化が起こる前の 生活を振り返ってください。 変化の前には何を考え、 感じていたのか書き留めてください。 ビデオを一時停止して、始めましょう。 では、変化が起き始めた最初の段階で、 どのように感じましたか。 ビデオを止めて、そのとき思ったこと、 感じたこと、どう反応したかを 書いてください。 次に、変化が半分過ぎた時点について 考えてみましょう。 そのときの感情を書き留めてください。 最後に、変化が終わった時点で 自分の思ったこと、感じたこと、 どう反応したかを書いてください。 その過程で、あなたがどのように 変わったかわかりますか。 社員もこれから説明する ４つの段階を経ることになります。 第１段階として、変化が起きる前に、 社員は快適でコントロール可能な 環境にいます。 たとえひどい職場環境であっても、 その日の出来事が予想できる場合、 ある種の快適さがあり、 コントロールできる状況だと 感じさせるのです。 奇妙なことに、職場環境が最悪で、 変化が必要だと社員がいつも 口にしているにもかかわらず、 いざとなるとしり込みしてしまうことが あります。 おそらく古いやり方に慣れすぎて、 どんなによい変化でも、 恐れを抱くのかもしれません。 これを克服するには、 変革の必要性を納得させる必要があります。 ポジティブな職場の実現に向けて、 あなたが解決しようとしている問題に対して 社員を真剣に向き合わせてください。 あるクライアントは、 国民のニーズに対応しきれない 巨大な政府システムに置き去りにされた 子供たちを支援しています。 リーダーはスタッフに対し、 現状を打破して、 文化変革をしなければ子供たちが 苦しむことになると説得します。 解決策を提示する前に、 スタッフに問題の重要性を 認識させる必要があります。 変革のプロセスの第２段階で 社員が経験するのは恐れと抵抗感です。 これは、変革が形成され始めると 起こります。 よい変化であっても、 人は恐れを感じることがよくあります。 この段階では、相手の話に耳を傾けることに 多くの時間を費やしてください。 人は、慣れ親しんだやり方がなくなると…