新しいコアバリューを作成する

あなたの組織はコアバリューを 定めていますか。 その場合、それをそらで言えますか。 ほかの社員はどうですか。 そしてそれはあらゆる場所で、 あらゆる状況で実践されていますか。 答えがすべてイエスの場合、 ポジティブな組織文化の構築が 順調に進んでいる証拠です。 しかし、組織文化のコンサルタントとして 言わせてもらえば、組織文化の問題を 抱えている組織はたいてい、 コアバリューをまったく実践していません。 コアバリューはすべての基本原則です。 これは、組織と社員がビジョンと ミッションを実現するための 行動指針となります。 ビジョンは理由、ミッションは手段、 バリューは達成に向けてどのように 行動すべきかを示すものです。 コアバリューが使用されていないとしたら、 何の意味もありません。 新たにコアバリューを作成しましょう。 チームと一緒に作業を行って、 彼らの支持を得ることも重要です。 この作業に役立つ演習を用意しました。 全社のミーティングで、出席者を ４人か５人のグループに分けて、 同僚や上司から どのように扱ってもらいたいか、 ビジョンとミッションを実現するために どのように行動すべきか、などの質問に 15 分以内に答えてもらいます。 会社の規模が大きかったり、 分散していたりして全社ミーティングの 実施が難しい場合は、 その演習を部門長に任せ、 チームごとに実施してから、 回答を集計することもできます。 15 分後に、各グループに答えを 共有してもらいます。 全員がほかの人の回答を見られるように、 それらをプロジェクターに映します。 回答からテーマを決定し、 それに基づきコアバリューを作成します。 先に進む前に、まずそれらをカテゴリ別に 分けてみましょう。 たとえば、箇条書きされた 「認める」「賞賛する」「お礼を言う」 「ほかの人のよい仕事を評価する」などの 言葉の傾向に注目します。 それらは「評価」のカテゴリに 分類することができます。 すべての回答を見ると、 いくつかのテーマに分かれるので、 絞り込みをします。 感情を刺激し、 心に響くような強力かつ奥深い ステートメントを最大５つ選ぶことを お勧めします。 たとえば、「イノベーション」がテーマの 一つである場合、その言葉を コアバリューには使用しないでください。 それは強力で奥深い言葉ではありません。…