キャッシュフロー計算書とは

３つ目の主な財務諸表は キャッシュフロー計算書です。 概念は非常にシンプルで、 入ってくる現金と、 出ていく現金を記録します。 会計士は、これらの現金の流れを 営業活動、投資活動、財務活動の ３つに分類します。 キャッシュフロー計算書で報告されるのは、 これら３つの分野における現金の流れです。 営業活動は企業が日常的に行う活動です。 企業は、顧客から現金を回収し、 在庫の調達、従業員の給料、賃貸料、 広告宣伝、研究開発などで 現金を支払います。 これらはすべて、営業活動です。 営業活動とは企業が日常的に行う 活動であると考えてください。 企業は、この活動を通じて 現金を生み出します。 日々の支出よりも、回収する 現金が多くなることが望まれます。 キャッシュフロー計算書の ２つ目の分野は投資活動です。 投資とは、会社の生産能力への 投資のことです。 会社は機械、土地、建物を購入します。 これらは投資活動です。 営業活動は日々繰り返し行われますが、 投資活動は時々しか発生しません。 土地は毎日購入しませんよね。 場合によって行うものです。 営業活動は企業が日常的な 営みであるのに対し、 企業の生産能力へ投資する投資活動は、 時々行われる活動です。 キャッシュフロー計算書の ３つ目の分野は財務活動です。 名前のとおり、財務に関連します。 つまり、資金の借り入れ、融資の返済、 投資家からの現金の調達、 投資家への配当金の支払い、資本の調達、 必要な資産を購入する資金の調達です。 キャッシュフロー計算書の 考え方を説明します。 事業は財務活動から始まります。 資産を購入する資金、つまり資本を調達し、 資産購入という投資活動を行って、 事業、つまり営業活動を行います。 企業はこのように活動しています。 キャッシュフロー計算書は、営業活動、 投資活動、財務活動に 基づいて作成されます。 ３つの企業のキャッシュフロー計算書を 例に見てみましょう。 テスラ社、Facebook 社、アマゾン社です。 アマゾン社のキャッシュフロー計算書から 見てみます。 アマゾン社は営業活動から 300 億ドルの現金を生み出しました。 多くの設備や機器を購入しました。 これを設備投資、キャペックスと呼びます。 また、多額の長期債務を支払い、 100 億ドル以上が残りました。 なかなか良い結果です。…