間違った言動をとったときの対処方法

インクルーシブな人になり、 違いを乗り越えてつながるためには、 失敗することに慣れる必要があります。 失敗は避けて通れません。 完璧主義者の人にとっては 流儀に反するかもしれませんが、 完璧さは必要ありません。 重要なのはつながりです。 つながりを築こうとするときには、 間違ったことを言ってしまう 可能性があります。 ひとつアドバイスです。 間違ったことを言ったら謝罪しましょう。 謝罪です。 誰か親切な人が あなたの発言の与えた影響について 教えてくれたら、 それを贈り物と考えましょう。 何かを変える機会かもしれません。 声の調子についてであれ、 ある発言の前に言った内容についてであれ、 何らかの情報を与えてくれます。 私の知る限りでは、 不快な発言を指摘された人の多くは 「そういうつもりではなかったのです」、 「誤解です」と答えますが、 「そうですか、すみませんでした」 と言うべきです。 どう言えば良かったか、 どう感じたかを尋ねても良いでしょう。 自分の意図と相手の感じ方の違いは 重要です。 その両方に関心を持つべきです。 自分の意図を訴えるだけでなく、 相手に対してその影響や問題点、 どう感じたかを尋ねましょう。 聞いた側がどのように感じるか知るために、 共感はとても重要です。 また、私の考えでは、 人は失敗したとき 自意識が大きく傷付くので、 相手から離れるのだと思います。 失敗したときは離れてはいけません。 逆に相手にもっと近付いてください。 悪意はなかったことが伝わるのです。 離れるのは、傷付いた相手を さらに侮辱するようなものです。 もうひとつ重要なのは学びです。 例えば、 障害のある人についてもっと理解したい、 適切な表現は何か、 この環境に溶け込む方法を知りたい などの疑問は、 インターネットや本を調べれば 見つかります。 何も言い訳はできません。 状況や集団について、 詳しい人に話を聞くこともできます。 自分と同じ立場の人でも、 より経験がある人の話なら 参考になるでしょう。 「どういうのが正解ですか？」とか 「こういう状況でしたが、 次はもっと上手くやりたいので アドバイスをください」などです。 すべきことは多くありますが、 失敗したときに最も重要なのは 相手と関わりを持ち続け、 失敗から学んで成長することです。