コース: 1on1ミーティングを実施する

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対話をしながら共有メモを取る

対話をしながら共有メモを取る

1on1の手順に沿って、 対話を進めていきますが、 その際、対話の内容を リーダーとメンバーで共有するために、 1on1メモを活用します。 その1on1メモについて、 どのようなものなのかを 見ていきましょう。 リーダーは、 1on1ミーティングをしながら、 対話の内容を、 その場でメモをするのですが、 対面なら、卓上のホワイトボード、 リモートなら、画面共有ができる ツールなどを使用します。 リーダーは、対話の流れに沿って、 メンバーが話したことや、 共有したことのキーワードや要約を、 その場で記入していきます。 その場で書くことによって、 メンバーには、リーダーが ちゃんと聞いていることが伝わります。 正しく聞き取ってくれているかどうかが その場でわかるので、 誤解が生じにくくなりますし、 また、話言葉が文字になることで、 思考が集中し、話が堂々巡りしたり、 あっちこっちに飛散することも 防げます。 最後にこのメモを確認して、 保存すれば、 そのまま誤解のない記録として、 共有できることになります。 あとで思い起こしながら レポートを作成すると、 誤解がそのまま記録されたり、 言葉が変わってしまったり、 微妙に内容が変わってしまう 危険性がありますが、 1on1をしながらメンバーの目の前で メモをすれば、それが防げます。 どんなふうにメモをするのか、 メモの取り方の例を2つ見てみましょう。 まず、業務が遅れ気味で、 メンバーがそれに不安を感じていることを テーマにしたケースです。 まず、テーマを決める際に、 何か気になっていることはないかと聞くと、 業務が遅れ気味になっていることを 話し始めました。 どんな現象があるかを、ここでメモします。 メモはできるだけ簡潔に記入してください。 メンバーはさらに、 これは関連部署の動きが 悪いからではないかという 疑いを持っているようでしたので、 今日はこれをテーマに話そう、 ということになりました。 対話を進めていくと、 もう少し詳しい状況を話してくれたので、 それをメモします。 何が原因だろうかと聞くと、 要求が関連部署に 正確に伝わっていないのではないか スキル不足があるのではないかという 予測でした。 しかしさらに聞いていくと、 プロセスがこの5年間 変わっていないということにも 気付きました。…

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