コース: コミュニケーションの基礎

ツールキット:プレゼンの実施

コース: コミュニケーションの基礎

ツールキット:プレゼンの実施

このツールキットでは、 経営陣へのプレゼンを幸先よく開始し、 この困難なミーティング中に 降りかかりそうな状況に 対応するための演習を用意しています。 まず、説得する内容に対する SCQA 導入部を作成します。 現在の状況は何か。 複雑化の要因は何か。 プレゼンで回答する重要な質問は何か。 回答、つまり提案内容は何かを考えます。 難しい質問に備えます。 同僚に要点を確認してもらい、 聴き手が尋ねてきそうな難しい質問を 3つ挙げてもらいます。 別の同僚に協力してもらい、 3回繰り返します。 挙がった質問に対し、 回答用のスライドを1枚ずつ作成します。 情報が記載された対応スライドへの ハイパーリンクを埋め込むか、 質問が挙がったときに配布できる 補足資料を作成しておきます。 予期しない状況に備えておきましょう。 経営陣にプレゼンを行う場合、 次の状況を想定して準備しておきます。 プレゼンに参加予定の 重要な意思決定者とエレベーターに 乗っているとします。 「午後のプレゼンに 参加できなくなったので、 趣旨を説明してほしい」と言われました。 プレゼン全体を2つから3つの文に まとめる必要があります。 または経営幹部から 「出張の予定が変わったので、 空港に送ってもらう途中で概要を 説明してほしい」と言われたとします。 どうしますか。 視覚資料などもありません。 運転中の会話でプレゼンを 行う必要があるのです。 この状況に備えるための 要点を書き出しましょう。 プレゼンを始めたところで プロジェクターが停止し、 電源も入らなかったらどう進めますか。 考えられる状況に対応するための メモや変更内容を書き留めます。 重要な意思決定者がプレゼンに来られず、 電話で参加することになりました。 どうしますか。手元に資料がなく、 視覚資料も見られない 聴き手に対応できますか。 「今皆さんにはこのような 資料を見せています」など、 視覚資料を1文で説明する 練習をしておきましょう。 笑いごとではなく、 この状況はすべてわたしのクライアントで 実際に起きた話なのです。 準備をしておくことで、 経営陣へのプレゼンを成功に 導くことができます。

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