コース: コミュニケーションの基礎

何かを要求する

コース: コミュニケーションの基礎

何かを要求する

会議に参加するには頼む必要があり、 新しいパソコンが必要な場合も 頼む必要があります。 仕事の場面は、必要なものを 求める機会で溢れています。 それでも、主張するのが難しいと 感じている人も多いようです。 女性は男性よりも物事を求める 傾向が低くなります。 リンダ・バブコックの著書 『そのひとことが言えたら』で 最も印象的だった調査結果は、 同じ学位と資格を持ち、 同じ交渉戦略を学んだ大学院生の グループについてです。 社会に出ると、 このグループの男性の 57%が 初任給の交渉を行った一方で、 交渉を行った女性はわずか 7%でした。 どうすれば男女ともにうまく要求を 行えるようになるのでしょうか。 まず、前のレッスンで紹介した アイデアの提案スキルを使って、 自分の要求の魅力を 説明できるようにしましょう。 実際に必要なものを求める場面が訪れたら、 遠回しに言ったり、 曖昧になりすぎたりせず、 率直に伝えることです。 上司に追加のリソースを求める場合に 「プロジェクトを成功させて注目度を 高めたいのです」と言うとします。 これでは何も求めていません。 必要なアクションを明確かつ 率直に伝えましょう。 アイデアを意思決定者に 後回しにされないよう、 要求する際には緊急性を訴えます。 意思決定者に明確かつ 簡単な次のステップを示します。 学生から推薦状を頼まれるときは、 書いてほしい内容について 草稿が示されていると大変助かります。 作業が非常に楽になるうえ、 内容に同意する気持ちが高まります。 プロジェクトのリソースの追加を 要求する例を紹介します。 目的のアクションを示すには、 例えば「私と一緒にキャンペーンを 推進する担当者がもう一人必要です」 のように言いましょう。 次のステップを簡単にするには このように言います。 「デジタルメディア経験が 豊富なチームメンバーを 指名していただければ、 私がミーティングを計画して 新しいメンバーに必要な情報を 説明します」。 最後に緊急性を訴えます。 「状況に弾みがついているため、 今週加わってもらうのがよいと思います。 賛成していただけますか」。 要求を効果的に実践するための 3つのコツを紹介しました。 要求するアクションを率直に伝える 緊急性を訴えるか すぐに行動する理由を示す。 意思決定者に簡単な次のステップを示す。 などのヒントを覚えておきましょう。 練習が必要な場合は 要求の実践ツールキットを 活用してください。

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