コース: 自信をもって話すには

言うべきことは何か

自信を持って話すには 準備作業が欠かせません。 話が複雑な場合や 重要なプレゼンをする場合は 特に準備作業が大切です。 内容も充実している必要があります。 コミュニケーションの達人であっても 中身のない話をすれば 準備不足をすぐに見抜かれます。 話には聴き手へのメッセージが必要です。 何を受け止めて 持ち帰ってもらうかが肝心です。 まず、シンプルな言葉は 何よりも効果があります。 私はいつも言葉を 飾るなといつも言っています。 日本語が母語ではない人にも伝わるぐらい とにかくわかりやすい言葉を使うべきです。 次のポイントは短い文で伝えることですが これは意外と難しく それに、しかし、というのも、なのだが、 さらに言えば、なぜなら、そこについては のような、つなぎ言葉を使って 話を続けたくなり そうすると文が長くなって ポイントがぼやけて 思考促拍シンドロームが起きる 一因にもなりますし 聴き手に届くメッセージが 不明瞭にもなりますし こんな具合に頭の中を単にぶちまけたような とりとめもなく長い話になってしまいます どうですか1文に 100文字以上あったら大変でしょう。 気をつけないとついつい言葉を詰め込んで 次々と話題を移したり別の事柄を思いついたり ついでの話を盛り込みたくなったりして 1文がどんどん長くなります。 とにかく1つの事柄を伝えたら 文を終えましょう。 次の事柄を伝えてその次の文に移ります。 一度に1つの事柄を短い1文で伝えます。 伝える言葉を決めるのは 面倒で億劫で 時間のかかる作業かもしれません。 準備段階では本番をイメージしにくく 段取りを描けない人が多いのです。 内容の伝え方を上手に 構成する事が難しいと言う人もいます。 構成が適切にまとまっていないと 関連性がないアイデアを只並べるだけになって 聴き手は興味を持てずに混乱するばかりです。 だらだらと要領を得ない話をする人だなぁ という印象が残ります。 そうなれば話し手への信頼も損なわれますし 話の内容も明確に伝わりません メッセージを準備するときは 目指す結果を明確にしましょう。 目的は聴き手の説得か? 新しい考えを紹介することか? その会話やプレゼンを成功とみなすには 何が必要でしょうか? 次に自分はどういう話し手に思われたいかを 言葉にします。 自信がある人か? 刺激的な人か? 聴き手から得たい評価を表す言葉は何ですか? どんな結果を求めるかと どんな話し手と思われたいかが決まれば 伝え方をまとめる準備は整いました。

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