コース: デザインとアートのための色彩と配色

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色の錯覚を学ぶ

色の錯覚を学ぶ

このレッスンでは隣合う色同士で 心理的な影響を与え 錯覚させることがあるということを 学んでいきます。 この錯覚を知っておくということは 非常に大切なことです。 まず色の面積効果の話をします。 明るい色、真ん中にある明るい色はですね 小さな面積で見た場合と 大きな面積で見た場合 大きい方がより明るい色に 見えてますよね さらに彩度も高くなっています。 高くなっているわけではないですね 高く見えます。ずっとこうクリーム色が 強くなっているって感じませんか。 右側のはね。左側の小さい方はちょっと 彩度が落ちたような感じがしますよね さらに暗い、これがね、逆転しても全く 同じなんですね。 中程度の色の上に暗い色を乗せる 小さい正方形、大きい正方形 大きくなればなるほど黒さが 増したような感じになってきます。 これが色の面積効果というものです。 こちらがですね、進出色と後退色を 使った例なんですけれども 赤い色は進出色というふうに 学んでいると思います。 青い色は後退色 これは逆転していませんか よく見ると青い色が前に 出てきていますよね。 赤い色は後ろに入って 見えていると思います。 感覚的には逆なんですね、暖かい色が 前に出てくるはずなんですけれども これは進出色と後退色の間にですね 黒いベルトを引いた時 逆転した立体感が出てくるんです。 こういう錯覚というのもあるんですね。 もう一つはハーマングリッド現象 というのがあります。 なんかチカチカチカチカしていると 思うんですね。 黒地にね、縦横の白線を入れた パターンですけれども これを漠然と眺めていくと 白帯の、白線のね、交差点の ここが直線部分よりもぼんやりと 暗い色に見えてきますよね。 これは白と黒の距離の差による 対比効果の大きさの違いなんですね 白線の部分、中央部では黒パターンから 距離が短いですよね 黒のパターン部から。交差している 中央部は黒から距離が長いため 急速に、対比効果が薄く なっていくんですね。 そして明度が相対的に感じられる という現象です。 面白く使えば面白いんですけれども こんなチカチカしたもの嫌だと言われたら それでおしまいですから、初めからこれは 知っておく必要があります。 このような例もあります。 視覚的補完です。 通常こういう格子状のパターンを作る。 作った時には…

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