コース: デザインとアートのための色彩と配色

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色の影響力を学ぶ

色の影響力を学ぶ

このレッスンでは私たちは 身の回りにある色により 無意識に誘導されている ということを学んでいきます。 私たちの生活は 色に囲まれています。 店のロゴカラー、企業カラーイメージ、 パッケージの色、 それぞれなぜその色が 使われているのかな ということを考えたことがありますか。 人が作るものはなぜ1つ1つ すべて色が使われているんでしょう。 色は私たちの生活、性格、 体の動きなどに影響を与えます。 現在では放射の色、 波長が異なると それに応じて内分泌系も相互作用して ホルモンの生成を刺激したり 抑制したりするということが 定説になっています。 無意識に私たちは作り手の 思惑通りに色を通して誘導されています。 例えば信号機が赤になったら みんな止まりますよね。 そもそもですけど なぜ赤が止まれなんでしょう。 人は赤い色を見ることで無意識に 注意、注目するんですよね。 赤い色は深層心理にある 炎、血の色というものを思い起こさせ 注意環境を促す効果があり、 自然に信号機の赤を見ると 重大な事故に発展するような危険性がある というふうに感じているんです。 このように赤を使うことで 効果的に注意喚起しています。 色は人の心に様々な影響を与えます。 ここで2つの橋の話をします。 ロンドンのテムズ川にかかる ブラックフライヤーズ・ブリッジ、 これは建設当時名前の通り 真っ黒に塗られていたんですね。 今赤い橋になってるらしいんですけど その橋はなぜか建設当時、 投身自殺の名所として 有名になってしまったんです。 この汚名をそそぐために 橋を緑色に塗り替えたところ 自殺者数は三分の一に 激減したそうです。 これは色彩学者のアドバイスが 絡んでいるそうです。 またサンフランシスコの ゴールデンゲートブリッジ、 このゴールデンゲートブリッジもまた 自殺の名所なんですけど この橋は赤で塗られています。 心理学上赤という色は 色彩心理学上ですね、 赤という色は人々のアクションを 強要する色なんですね。 ブラックフライヤーズブリッジの色、 黒は人の心を 意気消沈させる働きが あると言われています。 ここら辺、なぜと 思うかもしれないですけど 人、イギリスとアメリカという 国民性の違いを考えてみると 納得できるんじゃないでしょうか。 雨が多くじめじめして暗いイギリス、…

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