コース: デザインとアートのための色彩と配色

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L*a*b*色空間を知る

L*a*b*色空間を知る

このレッスンでは人間の色彩感覚に 近いと言われる L*a*b*について学んでいきます。 L スター a スター b スター なんか長いんですけど 正式名称なので、 最近ラブ(Lab)とも言ってますので Lab で通していきましょうか。 この Lab は人間が 識別できる色の差ですね。 色の領域によって かなり異なっている。 例えば今ここに表示されている この緑、 これはすべての色というふうに 認識してください。 この色の差、 数字的にはこんなに離れているのに 人間の目では、この色と この色の差と この色とこの色の差というのが ほぼ同一ということがあるんですね。 青色だとこんなに短い距離なんですけど 人間の目ではこことここが 明確に判断できます。 その判断できる差というのが緑だと こんなに広くなってしまうんですね。 数値的に考えると。 それだとやはりこうわかりにくい ということで できるだけ人間の感覚に 均等な色空間として考案されたのが Lab、表色系ということになります。 それを 1976 年に 国際照明委員会が改良を加えて L*a*b*表色系 というふうに呼ぶようになりました。 それがこの円の状態です。 こういうふうに円にすると わかりやすくなるということなんですね。 ただしこのすべてが デジタルで表現できたりとか 人間が正確にすべてを 把握できるということではなくて こういう差をなくしていきたい。 これを介して変換、 色の変換をしていくという方法を とっているんですね。 L*a*b*というのは 円盤のような形で見えてますけど 実はこの中心の部分はグレーで 黒から白にかけての グレーの階調があって その明度を使った円盤が 円盤ということではないですけど 色立体がここの中にできている というふうに考えてもらうと いいと思います。 方向的にはブルーの反対側にイエローがあって レッドの反対側にグリーンがある。 これが常に中心に行くに従って 彩度、それから 彩度ですね、明度は縦ですね。 彩度が低くなっていく というような表色系です。 Lab のこの色空間の色というのは 大部分は人間の視野、 視覚の色の外なんですね。 感知して認識しづらい色まで すべて含んでいる。 純粋に架空の存在なんですね。 ただ数値的には 非常に扱いやすくなっているので 画像編集ソフト、…

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