コース: 部下をコーチングで育てるには

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

コーチングのポイントを理解する

コーチングのポイントを理解する

負担を増やさずコーチングプロセスを 賢く進めるためのポイントを 3つ紹介します。 チームリーダーとその上司のやりとりに これらのポイントが取り入れられています。 上司が指示を出す場合と コーチングを行った場合を比べます。 1つ目のポイントは「関心を示す」です。 コーチングは自由に答えられる質問により 相手の内省を促し、 相手が新たな視点やアイディアを生み出し、 自ら行動を起こせるようにすることです。 2人の会話を見てみましょう。 計算の方は進んでいますか。 数字が合わなくて困っています。 計算式に問題があるのかもしれません。 分かりました。 作業を続けて今日中に仕上げてください。 これは職場でよくあるやりとりです。 次は上司がコーチとして 関心を示した場合です。 計算の方は進んでいますか。 数字が合わなくて困っています。 計算式が悪いんでしょうか。 なるほど。 5時の期限に間に合わせるために 何か必要なサポートはありますか。 わずかな違いですが、部下自身が 答えを考えようとします。 そこで2つ目のポイントです。 「部下に主導させる」です。 人は自分で答えを導き出した時に 実力を発揮できます。 自主性が必要なのです。 上司の仕事は部下個人の目標や価値観、 優先事項と組織の目標や全体像とが 合致する点を見出せるよう導くことです。 会話の続きを見てみましょう。 チームリーダーは難しい仕事です。 命令ばかりしているし、 多くを求めすぎている気もします。 それは乗り切るしかないですね。 そういうものです。 チーム内の空気は張りつめていて 期限に追われ余裕がありません。 ランチを一緒に食べて 状況を確認するとか 進捗を確認する時間を決めてもいいですね。 4時位に。 分かりました。 大丈夫ですよね。 これもよくある会話です。 ここでの問題は 上司が根本的な原因を探らず 指示を与えていることです。 エリックは今後も自分の問題解決を 上司に頼り続けることになります。 コーチングを取り入れると、 次のようになります。 チームリーダーは難しい仕事です。 命令ばかりしているし、 多くを求めすぎている気もします。 そうですか。 もう少し詳しく聞かせてください。 空気が張りつめています。 - そう。 ギリギリの感じです。 なるほど。 何が問題だと思いますか。 連携を重視していますが... -…

目次