IPアドレスの概要 - Cisco Packet Tracerのチュートリアル

通信を行う際に、 宛先を示す住所となっているのが、 IP アドレスです。 今回は、IP アドレスについて、 説明していきます。 IP アドレスとは、 ネットワークに接続している コンピュータなどに割り振られた 識別番号のことです。 「IPv4」アドレスとも呼ばれています。 IPv4 アドレスの特徴を説明します。 IPv4 アドレスは、 「０」と「１」が 32 個連続した数字となっています。 ただし、これでは見づらいため、 ８bit ずつ４つに分割し、 ４個の 10 進数で示されています。 IPv4 アドレスの読み方は、 特に決められていません。 現場によって、 イチクニイロハ 2.1 と読んだり、 イクニイチロッパの２の１と 読んだりします。 続いて、IP アドレスの 種類を紹介します。 IP アドレスは、 「グローバル IP アドレス」と 「プライベート IP アドレス」の ２種類があります。 グローバル IP アドレスは、 インターネットに接続する際に 割り振られるアドレスとなっています。 プライベート IP アドレスは、 自宅や会社など、 特定のネットワークの範囲内で用いられる アドレスのことです。 続いて、IP アドレスの 振り分けについて説明します。 IP アドレスの割り振り方は、 「動的タイプ」と「固定タイプ」の ２種類です。 それぞれ「動的 IP アドレス」 「固定 IP アドレス」と呼んでいます。 動的 IP アドレスは、 インターネットに接続するたびに、 新たな IP アドレスが 自動で割り振られる仕組みです。 例えば、パソコンやスマートフォンを 利用するときに割り当てられています。 他にも、家庭用の Wi-Fi や、 公衆 Wi-Fi などでも 採用されています。 続いて、固定 IP アドレスについて 説明します。 固定 IP アドレスは、 常に同じ IP アドレスで、 接続できるようにしたアドレスのことです。 会社内のシステムなどで採用されています。 今回は、IP アドレスについて 説明しました。 IP アドレスは、 IPv4 アドレスとも呼ばれており、 通信するための住所とも言える 重要な役割を担っています。 今回解説した IP アドレスの特徴、種類は 必ず押さえておきましょう。