コース: 試験対策:基本情報技術者試験 ネットワーク

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IPアドレスをサブネットマスクで分ける

IPアドレスをサブネットマスクで分ける

IP アドレスは、 インターネット上の 住所のようなものですが、 実際の住所が都道府県と市町村で 分けられているように、 IP アドレスもネットワーク部と ホスト部という 2つの部分に区切られています。 以前は、固定的な 区切られ方をしていましたが、 現在は、可変的に区切る仕組みが 取り入れられています。 インターネット初期、 IP アドレスは、 ネットワークアドレス部と ホストアドレス部の内容や大きさによって クラス A、クラス B、 クラス C のように分けられ、 組織の規模に応じて、 割り当てられていました。 例えば、クラス B のアドレスでは、 ひとつのネットワークに 最大 65,534 台のホストに IP アドレスを 割り振ることができますが、 実際には、 そのような膨大な数のデバイスを 使うことはあまりありません。 そこで、使用されるようになったのが、 CIDR です。 CIDR は、IP アドレスに含まれる ネットワークアドレス部を 可変長に設定する仕組みです。 IP アドレスのクラス分けを廃止し、 組織の規模に応じて、 柔軟にアドレスを割り当てることができ、 クラスレスアドレッシングとも呼ばれます。 CIDR では、 サブネットマスクを用いて、 ネットワーク部の大きさを指定します。 サブネットマスクは、 ネットワーク部に一致、 ホスト部に0を設定し、 IP アドレスと同じように、 8ビットごとの十進数で表現します。 ですから、図のサブネットマスク、 255.255.252.0 は、 ネットワークアドレス部が 22 ビット、 ホストアドレス部が 10 ビットになります。 これで、2の 10 乗マイナス2で、 1022 台のホストを 接続することができます。 また、サブネットマスクが 255.255.255.224 の場合には、 ネットワークアドレスが 27 ビットで、 ホストアドレスが5ビットです。 これで、2の5乗マイナス2で 30 台のホストを 接続することができます。 このように柔軟にホストアドレスを 割り振ることができます。 CIDR では、 「先頭アドレス /ネットワーク部のビット数」 という形式で、 IP アドレスの範囲を表記します。 これを、CIDR 表記または プレフィックス表記と呼びます。 ですから、サブネットマスクが…

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