接続副詞を知る

ここでは、 副詞の働きをする接続詞、 接続副詞について知っておきましょう。 あまり聞きなれないかも知れませんが TOEIC の文法問題では 接続副詞の問題も頻出します。 接続副詞とは、 その名の通り 接続詞と副詞の両方の役割があります。 ただ、使い方に少し注意が必要です。 接続詞は ２つの文を文中でつなぐ役割がありますが、 副詞には、その役割がありません。 よく接続詞と混同してしまう人がいるので 注意しましょう。 TOEIC で頻出する接続副詞があるので まずは、それを覚えましょう。 こちらは TOEIC で頻出する接続副詞です。 まずは、それぞれの接続副詞の 意味と使い方を覚えましょう。 However、 しかしながら。 Therefore、 それゆえ。 Nevertheless、 それにもかかわらず。 Meanwhile、 一方で。 何度も言いますが、 副詞は接続詞のように ２つの文を文中でつなぐ役割がありません。 また、前置詞のように 直後に名詞を続けることもできません。 それでは、練習問題を解いて 接続副詞の使い方を覚えましょう。 ここにひとつの例文があります。 空所には (A) と (B)、 どちらが入ると思いますか。 正解は (A) の「but」です。 このとき気をつけることは 品詞について、よく知っておくことです。 今回の場合、 選択肢 (A) の「but」の品詞は、 接続詞です。 接続詞は２つの文を つなげる役割があります。 ここでは、 「It is pricy」の文と 「the product is selling well」の２つの文を 接続詞の「but」がつないでいます。 一方で選択肢 (B) の 「however」は、 「しかしながら」という意味の副詞です。 最初のポイントでもお伝えしましたが 副詞には２つの文をつなぐ役割がないので 接続詞のように 文中で使うことはできません。 なので、その場合は 一度文章を区切る必要があります。 この文章で 「however」を使うとしたら このようになります。 It is pricy. However, the product is selling well. このように 「It is pricy」の後に ピリオドを付けて 一度、文を区切ります。 そして、その後「However」の後に…