コース: 職場で声をあげるには:傍観者から一歩踏み出すために

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いつどこで声をあげるべきか

いつどこで声をあげるべきか

対面のワークショップでは、 行動を起こすタイミングを よく質問されます。 他人がいてもその場で行動すべきか、 誰もいない場を選ぶかということです。 基本的には自分に合った方法と 個々の状況に適した方法を 判断する必要がありますが、 考えるべきポイントを紹介します。 その場で何も言わないと、 「あなたはその言動を許容する」 というメッセージが ほかの人に伝わります。 もちろん、 後で本人に話すこともできますが、 相手や周りへの影響も限定的になる 可能性があります。 あなたが行動を起こしたことは 周りに伝わりません。 相手がいじめの加害者の場合など、 自分の安全が心配なら チームミーティングで声をあげる方が 安全です。 また、会議で声をあげれば周りも 声をあげやすくなります。 さらによい点として、 会議の参加者で同じように 感じている人がいれば、一緒に 声をあげるよう求めることもできます。 自信を持って断言できるのですが、 数は力です。 一方、ほかの人がいないところで 話した方がうまくいくのは、 あなたが上司として部下の言動を 変えようとしている場合です。 その場合は業績に関する対話になるので、 2人だけで話すのがよいでしょう。 もう一つ、1対1で話す方がよいのは、 同じ部屋にクライアントが いるような場合です。 ただ、行動を起こす組織文化を 作ることが目的なら、 ほかの人の前で声をあげるのが 望ましい選択です。 私のセミナーでは、被害者側に 「どう感じているか」や「助けが必要か」を 聞くのが重要だと考える人を見ます。 つまり、事前に被害者の許可を取るべきだと 考えている人たちです。 当事者間の問題だと考えているのです。 これは誤りです。 気付いたり目撃したりした時点で 当事者間の問題ではなく、 すでにあなたは関わっており、 その言動の影響を受けています。 あなたには行動を起こす権利があり、 そうすることをお勧めします。 そこはあなたの職場でもあり、 毎日8時間から 12 時間も 過ごす場所です。 あなたには健全な職場で 働く権利があるのです。

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