コース: 職場で声をあげるには:傍観者から一歩踏み出すために

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行動を起こす組織文化をつくる

行動を起こす組織文化をつくる

近年、声をあげられる組織文化づくりが 話題になっています。 しかし、何かあれば声をあげる というのは簡単ではありません。 ポスターを貼り、何か見かけたら 連絡するよう促すメールを送るだけで、 従業員が声をあげるでしょうか。 それほど簡単ではありません。 組織文化で支持されていなければ、 誰も声をあげません。 第一に、何に声をあげるのかを 知る必要があります。 ハラスメントだけでしょうか。 不作法や粗野な言動も対象でしょうか。 許されない言動や、 声をあげるべき言動を 明確にする必要があります。 第二に、従業員は何をいつ誰に 言うべきか知る必要があります。 互いを守るためにその場で すぐに声をあげるのか、 上司や人事部に報告するのか、 ホットラインに電話するのか、 などを明確にすべきです。 第三に、何をいつ誰に言うかを定めたら、 次にどのように言うかを 教育する必要があります。 利用できるツールは何でしょうか。 たとえば、当社の傍観者トレーニングでは、 一歩踏み出す勇気を持つ、 3つの手順で自分の意見を主張する、 その場でシンプルに伝えるなど、 さまざまな目的のツールを提供しています。 第四に、最も重要なのは、 そうした言動を支持していると 明確に示すことです。 優れた組織文化がすでにあれば 進めやすいでしょう。 気軽に声をあげられる環境なら、 ツールを利用して うまく実践できるはずです。 しかし経験から言うと、 誰もずっと声をあげなかったために 組織文化が非常に悪化した組織では 声をあげることが支持されても、 すぐには信じてもらえません。 声をあげた人が解雇されたり、 配置換えや報復を受けたりするのを 目の当たりにしてきた可能性もあります。 もしもあなたの組織がそのような状況なら、 支持することを伝え続けるしかありません。 管理職は、声をあげることを支持すると 伝え続け、そのような従業員を実際に 支持する必要があります。 そうしなければ、声をあげる 組織文化は定着しません。 人事担当、リーダー、 管理職を務める皆さんには、 問題に声をあげる組織文化を 作る力があるのです。 ツールを提供し、支持を表明し続ければ、 従業員は信じてくれるでしょう。

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