コース: ビジネスマナーの基礎:基本

社会人としての身だしなみを確認する

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社会人としての身だしなみを確認する

それでは、具体的な身だしなみの 例を見てみましょう。 清潔感のある身だしなみは、 相手の安心感や信頼を得る 重要なポイントになります。 具体的には、服装・靴などに 気を配るといいでしょう。 スーツやシャツは、シワや汚れがないか チェックします。 靴やバッグの汚れも、 意外に見られているものです。 髪の毛の寝ぐせも 疲れているように 見られる場合がありますので、 整えましょう。 爪の伸びすぎや派手なネイルも 避けたほうがいいでしょう。 近年のビジネスシーンでは、 多様なスタイルが 受け入れられるようになってきました。 たとえば、初対面の人に会う場合には、 ビジネススーツがいいでしょうし、 企業の方針として、 動きやすいビジネスカジュアルを 推奨している場合もあります。 社内で作業をするような場合や、 社内のオンラインミーティングでは、 よりラフなオフィスカジュアルで いい場合もあります。 初めてお会いするお客様や、 取引先企業へ訪問する場合、 また、社外での会議の際には、 ビジネススーツで 出かけるのがいいでしょう。 色は、紺やグレーのスーツが一般的です。 ワイシャツの場合は、 シワのないものを着ます。 ブラウスも、派手過ぎないものが 好ましいでしょう。 訪問の際には、 ビジネスバッグに必要な資料を 準備しておきます。 訪問時には、姿勢良く、 はきはきとした態度で対応しましょう。 地球温暖化対策のひとつとして、 クールビズや、ビジネスカジュアルを 推奨する企業もあります。 ビジネススーツとの違いは、 ネクタイはなくても良く、 ジャケットを着用している点です。 社内では、ジャケットは着ないで 業務をすることが多いのですが、 社外の人と対応する場合は、 ジャケットを着ます。 ビジネススーツよりは、 柔らかい印象を与える 明るめの色のジャケットを 着ることもあります。 ジャケットの中は、 襟付きのシャツやブラウス、 カットソーやニットを着てもいいでしょう。 外出時のビジネスバッグも かちっとしたものだけでなく、 リュックタイプや ソフトな革製バッグなどを使う人もいます。 いずれにしても、 ビジネスであることを忘れずに、 所属企業や取引先の社風に応じて、 ビジネススーツと 使い分けるといいでしょう。 社内で作業をする場合や、 デザイン制作などの業務では、 比較的カジュアルな服装の会社もあります。 テレワーク中のミーティングでも、 オフィスカジュアルを 許可する企業が多くなりました。 オフィスカジュアルは、 ネクタイはなくても良く、 ジャケットを着ない、 ラフなイメージです。 会社によっては、 T シャツや G パンでも OK ですが、 業務によって、急な取引先の訪問が 入ることもありますので、 社内にジャケットを用意しておくと いいでしょう。 リモートワークの普及により、 ビジネスカジュアルも増えています。 また、ダイバーシティを推進するという 社会的傾向から、 多様性を尊重する動きも進んでいます。 業種、会社ごとの 独自ルールもありますので、 先輩に所属企業のルールを 確認しておきましょう。 ビジネスにふさわしい身だしなみとは、 一緒に仕事をする相手や、 取引先企業の担当者に、 不快な思いをさせないこと、 信頼関係を構築するための 第一歩であるということに 気を配り、シーンに応じた服装、 立ち振る舞いをすることです。 その場にふさわしい身だしなみで 時間を共有する人との 信頼関係を構築していきましょう。

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