コース: ビジネスマナーの基礎:会話

自己紹介の機会と目的を知る

コース: ビジネスマナーの基礎:会話

自己紹介の機会と目的を知る

会社へ入社した後は、 様々な場面で 自己紹介をする機会があります。 どのような場面での自己紹介があるのか、 その目的とともに確認してみましょう。 社内での自己紹介は、 入社当時は何度も経験するものです。 入社式や朝礼、配属先で 仕事で関係する他の部門への挨拶、 歓迎会などで自己紹介を含めた 挨拶を求められます。 挨拶回りなどで同じ日に何度も 自己紹介していると、 徐々にぞんざいになってしまう人もいます。 しかし相手にとっては あなたとの初めての機会なのです。 仕事でお世話になる人への 初めて挨拶であることを 忘れなずに、毎回 初めてのつもりで 姿勢を正して自己紹介しましょう。 社内での自己紹介の目的は、 名前と顔を覚えてもらうことです。 朝礼や配属先の方々の前では、 綺麗な立ち姿勢で 自分の名前をはっきりと言いましょう。 同じ部門の人と一緒に 仕事をする際には、 声をかける機会も多くなります。 声をかけやすい親しみやすさも アピールしましょう。 新入社員が数人まとめて 自己紹介する機会には、 先輩方から見たら、 みなリクルートスーツを着て 似ているように見えてしまいます。 自分の個性を大切にして、 印象に残してもらえるようにしましょう。 社内の自己紹介の際には、 一緒に仕事をしたいと 思っていただくことを目標に 話すことをおすすめします。 社外ではどのようなタイミングで 自己紹介する機会があるのでしょうか。 訪問時の名刺交換、 取引先を含めた社内外メンバーで構成された 合同プロジェクトでの挨拶、 お客様へのプレゼンテーションの時などが 考えられます。 以降は、仕事において メールや電話などでやりとりする 相手に対する自己紹介と考えましょう。 つまり信頼を得るための 自己紹介とも言えます。 仕事で取引する方々への 初めての挨拶と心得ておきましょう。 社外の取引先や お客様先での自己紹介の目的は、 社内の時と同様に 名前と顔を覚えてもらうことです。 お客様先への最初の挨拶は、 先輩や上司に同行して 相手にお会いすることが多いのですが、 以降は、あなた自信が会社の代表として、 その相手にお会いすることになります。 その際、第一印象を よくすることが大切です。 身だしなみに気をつけて、 姿勢を正して 笑顔で自己紹介しましょう。 信頼されるために、 会社名、部署名、氏名を はきはきと言いましょう。 社外の方はあなたに対して 親しみやすさを求めるのではなく、 仕事を依頼しても安心か という視点で見ているということを忘れずに 第一印象を大切にしましょう。 自己紹介は、場面によって、 与えられる時間や相手の人数などが異なり、 求められる内容も違います。 時と場合に応じて使い分けるために、 数パターンを用意しておくと良いでしょう。 入社して初めて配属先で 挨拶する時や 歓迎会の席では、 自己紹介してくださいと 促されるシーンがあります。 この場合は、1分程度で 考えておきましょう。 社外の方との 名刺交換時には、 10 秒から 15 秒程度。 名刺交換の時でも その後プロジェクトなどで 長いお付き合いをする場合には、 30 秒ほどの時間で 担当業務や経歴など、 少し詳しく話す機会もあります。 相手に自分を知ってもらうのが 自己紹介です。 大切なのは、名前と顔を 覚えてもらうことですが、 あなたの第一印象が 決まる瞬間でもあります。 好感度の高い自己紹介にするには、 どうしたら良いのか 考えてみましょう。 まず身だしなみや態度が よく見られていると 心得ましょう。 ポイントは、 身だしなみを整え、 相手に向かってまっすぐに向いて、 元気よくハキハキ、 名前ははっきりゆっくりと 語尾までしっかり話して、 お辞儀をきちんとする ということです。 最初は緊張するものですが、 慣れないうちは身だしなみや姿勢に ポイントをおくと良いでしょう。 次に顔と名前を覚えていただくことを 主眼において、 名前をはっきりと伝えましょう。

目次