コース: ビジネスマナーの基礎:会話

社内・社外での自己紹介の例を見る

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社内・社外での自己紹介の例を見る

社内外で経験する自己紹介の 具体的な例を見てみましょう。 改めて基本となる、記憶に残す 7ステップをおさらいしておきましょう。 まず、最初の挨拶、次に氏名、 そしてお辞儀をします。 続いて、与えられた時間に応じて 自己 PR をして、締めの挨拶をします。 最後にもう一度氏名を言って、 印象づけ、お辞儀をします。 これが記憶に残す7ステップでしたね。 この7ステップで 自己紹介をしてみましょう。 配属先での自己紹介の場合、 最初の挨拶は「このたび総務部に 配属になりました。」 「山田光希です。」 氏名をはっきり丁寧に言ってから、 お辞儀します。 自己 PR では、 名前を覚えてもらうために、 名前に関する話や出身、学生時代の 部活での経験や趣味を話すといいでしょう。 例えば、山田光希さんの場合ならば、 「名前の「みつき」は、 光に希望の希のという漢字で書きます。」 「出身は山形県です。」 「学生時代はソフトボール部に 所属していました。 守備ではキャッチャーでしたので、 体力、持久力には自身があります。」 「趣味は読書です。 いろいろなジャンルの本を読みますが、 特にミステリーが好きです。」 部活や趣味の話などの自己 PR から 締めの挨拶をする場合は、 経験を通して得られた自分の特技や 性格を前面に出して 会社内でどのように活躍したいのかを 話してみても良いでしょう。 運動部の経験がある人なら、 「部活での経験から、 最後までやり抜く忍耐力を身に付けることが できました。 配属先でも粘り強く、ひとつひとつの仕事を 大切にして目標を達成したいと 考えています。」 また、旅行が趣味という人なら、 「旅行を通じて行動力や コミュニケーション能力を 身に付けることができました。 配属された営業部でもこの経験を活かして、 活躍したいと考えています。」 そして最後にもう一度名前を言いましょう。 「山田光希でした。」 次にお辞儀ですが、 自己 PR の時間がない場合には、 最後にここで意気込みをおいて お辞儀をしても良いでしょう。 「早く仕事を覚えて、貢献できるように 頑張ります。 ご指導くださいますよう、 どうぞよろしくお願いします。」 こうした一連の流れを 練習してみると良いでしょう。 自己紹介は始めと最後が ポイントになります。 うまく言えなかったという場合でも、 最後の部分はしっかりと 言えるようにしておきましょう。 一般的に新入社員が配属先で 自己紹介する際のタイプとして、 次のような話をすることがあります。 「社会人一年生で 至らないこともあると思いますが、 目の前の仕事をひとつひとつ 着実に取り組み早く仕事を 覚えたいと思います。 精一杯頑張りますので、 どうぞよろしくお願いします。」 など、仕事への意欲や取り組む姿勢で 締めくくっても良いでしょう。 自己紹介は名前と顔を覚えてもらい 今後の仕事上の縁をつなぐ 儀式のひとつです。 一回一回を大切にして 自己 PR していきましょう。 社外での名刺交換での自己紹介では、 すぐに商談に入る場合もあり、 自己 PR を省いて 簡潔にすることが考えられます。 ここでは、簡略化した場合のパターンを 確認してみましょう。 例えば、社外のお客様先への自己紹介では、 「はじめまして。 田中商事、営業企画部の 今田 大亮です。」 このたび御社を担当させていただくことに なりました。 どうぞよろしくお願いいたします。」 という具合です。 ここまでで約 10 秒程度です。 これに担当する商品ジャンルや 地域テリトリーなど、 自分が担当する業務内容を 加えて話すこともあります。 このような短い時間で 印象を残すためには、 身だしなみや態度に気を付けて 名前をゆっくりはっきり 言うようにしましょう。

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