コース: ビジネス英語の基礎:海外出張に行く

入国審査で使えるフレーズを学ぶ

海外出張先での 最初のハードルは、 目的地での入国審査ではないでしょうか。 ここでは、入国審査を スムーズに乗り切るための要素を フレーズとともにお伝えしていきます。 入国審査は、immigration と言います。 入国審査で行われる手続きは、 だいたいどの国でも同じです。 聞かれる可能性が高いのは、 滞在期間、 滞在目的、 宿泊場所、 帰国日、 そして過去の滞在経験などがあります。 最初は、未知の手続きで 緊張するかもしれませんが、 何回か経験すれば、 表紙抜けしてしまうくらい、 あっさり終わるケースがほとんどです。 いずれも、相手の疑問文から 会話が始まるので、 最初の疑問詞、 When、Where、Why、 How long などを 必ず聞き取るように集中しましょう。 それでは、ここからは 入国審査でよく出てくるフレーズを ご紹介します。 例文を見てみましょう。 How long will you be staying? 滞在期間はどのくらいですか? One week. 1週間です。 滞在期間については、 How long や How many days When などが 文頭に付いた形で 質問されることが多いです。 また、When や、 Long のように、 時間や期間を表す単語が よく使われます。 もうひとつ、例文を見てみましょう。 How many days do you intend to say? 滞在予定は何日くらいですか? Three days. 3日間です。 最初の例文は、 How long で聞かれていましたが、 How many days? で 聞かれることもあります。 どちらでも、 対応できるようにしておきましょう。 そして、必ず聞かれるのが、 滞在目的です。 例文を見てみましょう。 What's the purpose of your visit? 訪問の目的は何ですか? Business. 仕事です。 この場合、Why? よりも、 What's the purpose of を 使うことが多いです。 回答は、簡潔に単語だけで OK です。 もうひとつ例文を見てみましょう。 Are you here for business or pleasure? 仕事で来たのですか? それとも遊びですか? Business. 仕事です。 今回は、最初の例文と 聞き方は違いますが、 聞いている内容は、同じです。 また、Are you here for? の代わりに、 What for? とだけ、 聞かれることもあるかもしれません。 どれで聞かれても、 焦らず回答できるようにしておきましょう。 次に、滞在期間だけでなく、 滞在先の名前や、 住所まで聞かれることもあります。 例文を見てみましょう。 Where are you staying? どこに滞在する予定ですか? At the ABC hotel in London. ロンドンのABCホテルです。 Where という単語を耳にしたら、 宿泊場所を聞かれていると解釈し、 ホテル名や、滞在先を 具体的に回答しましょう。 もうひとつ、例文を見てみましょう。 Where will you be staying? 滞在先はどちらですか? I'll stay at the ABC hotel in San Fransisco. サンフランシスコの ABC ホテルに 滞在します。 このように、Where の質問に対して 文章に答えてもいいですし、 先ほどのように、 簡潔に場所だけを答えても OK です。 次に、滞在期間と合わせて、 帰国日についても、 聞かれることがあります。 ひとつ、例文を見てみましょう。 When are you going back to your country? いつ帰国する予定ですか? On the 10th of September. 9月 10 日です。 この場合、ほぼ必ずといっていいくらい、 When が使われますので、 端的に、日にちを回答しましょう。 他にも、過去の滞在経験について、 聞かれることもあります。 例文を見てみましょう。 First time to America? アメリカへ来るのは初めてですか? Yes. はい。 アメリカは、America の他にも、 The United States と言ったり、 The States とも言います。 覚えておくといいでしょう。 もうひとつ例文を見てみましょう。 Have you ever been to India? インドへ来たことはありますか? No, this is my first time. いいえ、今回が初めてです。 Have you ever been to の他にも、 How many times の文章で 尋ねられることもあります。 入国審査を乗り切るには、 最低限のフレーズの暗記と、 堂々とした態度だけが必要です。 高度な英語力は、必要ありません。 もし、相手の質問内容がわからなくても、 落ち着いて、聞き返すようにしましょう。 国によっては、 なまりが強くて、ネイティブスピーカーでも 聞き取れないこともあります。 その場合は、 Please speak more slowly、 もっとゆっくり話してください。 などと、聞き返すための表現を 何パターンか覚えておくと便利です。 今回ご紹介したフレーズを 渡航の前に覚えて、 後は、慌てずに、聞かれたことだけ答える という冷静さを心掛けて、 入国審査をスマートにパスしましょう。

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