コース: ビジネス英語の基礎:電話応対をする

電話応対するときのポイントを学ぶ

電話を受ける際に心がけるポイントが 3つあります。 1つ目のポイントは、 ゆっくり、はっきり話すことです。 英語での電話応対で一番大切なことは、 相手に用件が伝わることです。 電話では、お互いの表情が見えず、 先方にとっても、 こちらの言うことが 聞き取りにくくなります。 落ち着いて、ゆっくり、 はっきり話すことを心掛けましょう。 先方は、この人は英語が話せると思うと、 ナチュラルスピードで 話し始めることもありますので、 英語の聞き取りに不安がある方は、 あえてゆっくりすぎるぐらいのスピードで 話すといいでしょう。 2つ目のポイントは、 フォーマルな英語を話すことです。 ビジネスにおける英語の電話応対で 求められるのは、 友達や同僚に話す カジュアルな英語ではなく、 フォーマルな英語を使って話すことです。 例えば、相手の名前を尋ねるときにも、 カジュアルな表現とフォーマルな表現では、 違いがあります。 カジュアルな場面では、 What's your name? 「お名前は何ですか?」 でもいいですが、 ビジネスでは、 これだとカジュアルすぎます。 代わりに、 May I have your name? 「お名前を伺ってもいいですか?」 と聞くといいでしょう。 May I~? を使うことで、 直接的な表現を避けて、 丁寧な表現になるので、 覚えておきましょう。 3つ目のポイントは、 日本語の直訳はしないことです。 英語の電話応対では、 ビジネスで使われる英語の定型表現を 覚えておくだけで十分です。 また、一般的な日本語の慣用表現を わざわざ英訳して伝える必要はありません。 たとえば、日本語では、 「お世話になっております。」や、 「よろしくお願いいたします。」 という表現を使うのが一般的ですが、 そのような表現を英語に直訳することは、 難しく、違和感がある場合が多いので、 気を付けましょう。 英語で電話応対をするときは、 ここで学んだ3つのことを念頭に置いて、 応対できるようにしておきましょう。

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