コース: ビジネスアナリシスの基礎:コンピテンシー

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コンフリクトマネジメントのスキル

コンフリクトマネジメントのスキル

要求をまとめる過程にコンフリクトは つきもので、何もなければ逆に 心配なほどです。 健全なコンフリクトは有益です。 それぞれの前提を見直したり、 他者の視点に学んだりすれば、よりよい プロダクトを生み出すことができます。 ネガティブな語感があるため、 コンフリクトを過度に避けたがる人が 多いのですが、 健全なコンフリクトに正しく 対応すれば、より大きな成果が得られます。 成功の鍵は、お互いの違いを尊重して 幅広い選択肢を検討することです。 尊重とは、ただ服従したり 譲歩したりすることではありません。 全員が互いに耳を傾け、共通の合意や、 それぞれの発想を上回る最良の発想の 足がかりとしてコンフリクトに 向き合うことです。 異なる意見に学ぶ気持ちで コンフリクトと向き合うのです。 健全なコンフリクトを解決していく 一般的なプロセスを、 順番に見ていきましょう。 まず、人と問題を別物として切り離します。 そして、お互いが根底で信頼し合える 関係性の維持に努めます。 その上で、それぞれの話をよく聴きます。 学ぼうとする姿勢が大切です。 こうして、全員の意見を十分に聴きます。 問題点が何かを全員で確認します。 そして、全員に共通する目的や 意図を探ります。 最後に、さまざまな選択肢を検討します。 ブレイディだけでなく多くのBAが遭遇する コンフリクトとしては、まず、 ステークホルダーごとの要求が 相容れない状況が挙げられます。 ブレイディも、互いに相容れない要求に 直面することがよくあります。 例えば、オンライン販売のサイトで顧客に 提示する返品の場合の選択肢について、 ある部門のマネージャーは 「3つ必要だ」と言い、別の部門の マネージャーは「2つにしたい」と 言います。 コンフリクトの存在に気づいたら、 ブレイディはどう解決すべきでしょうか。 プロジェクトの目的や目標に 立ち返ることです。 ここでは会社として どんな成果を目指しているのでしょう。 それぞれの意見は、目指す成果に どれだけ寄与するでしょうか。 このように投げかければ、 話し合いの筋道が整理され、 目指す成果に寄与するのかがどの要求か という見解がまとまっていきます。 これなら、異なる要求を掲げていた グループも納得しやすくなります。 ブレイディが取ることのできる もう1つの解決策は、双方の要求を…

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