コース: ビジネスアナリシスの基礎:ビジネスプロセスモデリング

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クロスファンクショナルフローチャートの目的

クロスファンクショナルフローチャートの目的

私は子供たちの野球コーチを していたのですが、 シーズンの始めには、 一緒にルールを確認しました。 ホームベースに立ち、ボールを打って走る。 初めてだと三塁に向かって 走る子が必ずいます。 内野を突っ切って二塁に走る子もいます。 でも、ほかの子が叫んだり 笑ったりするのを聞いて、 野球には順序があり、点を取るには 決まった順番に走る必要があることに 気づきます。 順序が重要という意味では、 クロスファンクショナルフローチャートも 同じです。 クロスファンクショナルフローチャートの 目的は、プロセス開始のトリガーから 完了までにステークホルダーが おこなう活動とその順序を示すことです。 ストーリーの始めから終わりまでを 伝えます。 活動の流れ、特に異なる部門間での やり取りを表すため、 クロスファンクショナルフローチャート と呼ばれるのです。 クロスファンクショナル フローチャートでも、 比較分析が可能です。 現状を示すクロスファンクショナル フローチャートは既存のプロセスを分解し、 部門間における不要な作業を 特定するさいに非常に有効です。 プロセスを分析し、 1つのプロセスから次に 移るのにかかる時間を把握することで、 非効率な点を特定し 合理化することができます。 このチャートの優れた点は、 長々とした詳細なワークフローを 見なくても、 部門間のやり取りが把握できることです。 チャート上のプロセスが煩雑に なり過ぎる場合は、定義済みプロセス、 またはサブプロセスとして グループ化します。 このクロスファンクショナル フローチャートの例では 2つのサブプロセスがあります。 営業部門による受注プロセスと、 物流部門による注文処理プロセスです。 クロスファンクショナルフローチャートの 利点は、すべての細かいステップを 図式化し検証する必要がないことです。 ここでは、営業部門が受注し、 物流部門が注文処理をおこなう ということを示すだけで十分です。 スイムレーンでは、1つのタスクから 次に移る場所を明確に区切ります。 つまり、チャートを見れば、 営業部門が受注処理を終えると、 それが物流部門による注文処理の トリガーとなることが分かります。 受注や注文処理のプロセスにおける 実際の作業は別の文書で説明します。 クロスファンクショナルフローチャートを…

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