コース: ビジネスアナリシスの基礎:ビジネスプロセスモデリング

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フローチャートの作成方法

フローチャートの作成方法

フローチャートは飛び石のようなものだと 言いましたが、 濡れずに川を渡る最善の方法は、 岸に一番近い石から一歩一歩順に 進むことです。 フローチャートを作成する場合も 同じです。 正確で効果的なチャートを作る 最適な手順を見ていきましょう。 何かを書き始める前に、 フローチャートが クロスファンクショナルフローチャートに 基づいていることを理解しておく 必要があります。 繋がりを意識することで、 フローチャートに何を含めるべきかが 分かります。 前のレッスンでは、 クロスファンクショナルフローチャートに ワークフローの詳細を含めてしまうと、 クロスファンクショナルチャートが 煩雑になってしまうことを学びました。 ワークフローは、定義済みプロセス、 またはサブプロセスと呼ばれるものとして まとめます。 そして、サブプロセスの詳細を フローチャートで展開していきます。 「発注書の作成」というサブプロセスの 例を使ってこの手順を見てみましょう。 これは、クロスファンクショナル フローチャートのサブプロセスボックスに 紐づけられています。 まず、開始点と終了点には、 ターミネーターと呼ばれる 角丸四角形を使います。 ほかのテンプレートでは 円を使うこともあります。 一貫性を保ち、ステークホルダーが 記号の意味を理解していれば、 どちらを使っても構いません。 クロスファンクショナルフローチャートを 参照すると、発注書作成のサブプロセスが 始まる前のステップが示されています。 それが、トリガーとなるステップです。 たとえば、購買部門が最後に 行った処理が承認だったとします。 つまり、購買部門からの承認が、 フローチャートの開始の トリガーになります。 次はプロセスに沿った 各ステップを配置します。 ワークフローが完結するまでを、 処理記号を使って表します。 それぞれのボックスに記載するステップは、 1つに絞ることが重要です。 それによって、プロセスを 詳しく分解することができます。 もう1つ、フローチャートが左から右に 流れる必要はないということも重要です。 論理的で、読み手に分かりやすければ、 ジグザグに動いたり、 上下に流れたりしてもいいのです。 そして、意思決定ポイントに 注意してください。 判断記号のひし形を使い、 流れが変わる場所です。…

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