コース: ビジネスアナリシスの基礎:ビジネスプロセスモデリング

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フローチャートの落とし穴

フローチャートの落とし穴

私は仕事と日常生活を関連づけることで、 思考を整理します。 フローチャートと クロスファンクショナルフローチャートは、 私の 12 歳の双子の子供たちと似ています。 男女の双子で二卵性です。 似ているところはひと目で分かりますが、 まったく違うところもあります。 それぞれが求める接し方も違います。 チャートも同じです。 最初の課題は、 クロスファンクショナルフローチャートと フローチャートを明確に分けることです。 見た目の違いが明確なため、 不思議に思うかもしれません。 一方は複数のアクター、 もう一方は単一のアクターです。 でも、アナリストが、フローチャート上で 複数のアクターを含める ハイブリッドバージョンを作ろうと してしまうことはよくあります。 もう1つの問題は、 フローチャートの作成前に 十分な下準備をおこなわないことです。 活動がおこなわれるプロセスの コンテキストを理解しないまま、 フローチャートを作成しようとする アナリストをよく見かけます。 それは、自分のデスクやオフィスの場所、 会社の名前も知らずに仕事を 始めるようなものです。 ワークフローの背景にあるコンテキストを 理解していないと作業は難航します。 プロジェクトチームやステークホルダーに 基準やガイドライン、原則について 理解してもらい、 一貫性を保つことが重要です。 フローチャートを作成するさいは、 皆が同じ認識であることを確かめましょう。 求められているものを明確にすることも 重要です。 私は混乱を避けるために、 モデルの下に記号の凡例を載せます。 コンテキスト図や機能フロー図、 クロスファンクショナルフローチャート、 フローチャートの各モデルを解説する 時間をとりましょう。 最終的な成果物は何か、 そのために必要なプロセスは何かを 理解する必要があります。 これにより、プロジェクトチームや ステークホルダーの支援が得られ、 目的を達成できるでしょう。 推測、つまり、真実ではないものを 真実であると信じることは問題に 繋がります。 原則は推測をしないことです。 次に重要なのは、すべてのステップに ステークホルダーを巻き込むことです。 それにより、 彼らが求めているものを把握し、 賛同を得ることができます。 ステークホルダーがプロセスに 責任を持つことで、主体的に情報を提供し、…

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