自己の方向性を決める理由を学ぶ

なぜ自分の方向性を決める必要が あるのでしょうか。 これからキャリアの方向性を決める理由と 考え方について学んでいきます。 みなさんの人生は 次に示すどの状態に近いでしょうか。 １つ目は 雲をつかむ状態です。 目指しても目指しても ふわふわしていて 実態がありません。 たどり着いたと思って 手を伸ばしても 何もつかむことができません。 ２つ目は無限ループの道を 歩いている状態です。 日々同じ行動を繰り返しますが、 堂々巡りで終着点はありません。 考えても何も変わらないと諦め、 思考停止に陥り、 ループ行動を続けます。 ３つ目は行き先、 目的地を持ち、 自ら船を漕いでいる状態です。 人生の行き先を決めているので、 行動に対しての 手応えを感じられる状態です。 目的地に到達した時、 達成感、充実感が得られやすくなります。 自らキャリアを描いていきたいならば、 ３つ目の目的地を目指すということが 大事だということを直感的に お気づきになったのではないかと思います。 この考え方は未来思考の バックキャスティングという方法です。 自分自身の望ましい未来の姿に 焦点を当て、 未来と現在の間にある 実行すべき行動を考えます。 未来のあるべき姿と ギャップを埋めるために未来を起点に 考えられるアクションの可能性を 書き出していきます。 そして時系列でアクションを 並べていきます。 この時、大切なことは 望ましい未来の姿を 持ち続けることです。 現在の延長線上にはない未来を 実現する場合など、 長期的なキャリアを考えるのに 有効な思考法です。 またバックキャスティングと異なる 考え方として フォーキャスティングという 思考法があります。 これは現在を起点として課題を定義し、 過去と現在を積み上げながら 解決策やできることを考えていきます。 現在の延長線上に キャリアを描いていきますので、 突然全く違う世界に 行ってしまうということは少なく、 ある程度想定の範囲内での 未来になっていきます。 短期的なキャリアを考えるのに 有効な方法です。 弱点としては、 到達点を先に決めているのではないため、 前に進んでいても どの状態が自分が目指していたのかの 判断がしづらいかもしれません。 ですからこの バックキャスティングにおいても 自分が進む大きな方向性を 持ちましょう。…