コース: 困難から立ち直るには

現在のレジリエンスレベルを評価する

コース: 困難から立ち直るには

現在のレジリエンスレベルを評価する

ハリウッド映画では、困難な状況に打ち勝ち、 課題に直面しても常に切り抜ける 主人公がうまく描かれています。 例えば『フォレストガンプ』、『スラムドッグ$ミリオネア』、 『タイタンズを忘れない』など感動的です。 また『インビクタス/負けざる者たち』も 挙げられます。 反アパルトヘイト運動を率いた ネルソン・マンデラの人生の一部と 1995年のラグビーワールドカップに まつわる出来事を描いています。 どれも感情を激しく揺さぶられる映画ですが、 結末は決まって前向きです。 ストレスの多い状況は感情的に消耗しますが、 レジリエンスを備えていれば、 それを切り抜け、より強くなることができます。 仕事や私生活で、困難な状況に立ち向かうには、 レジリエンススキルの強化が必要です。 高いレジリエンスが必要な仕事に就いている、 あるいは今後予想される困難に 備えたいという理由で このコースを視聴しているかもしれません。 動機は何であれ、何かを改善する プロセスの最初のステップは、 自分の状況を評価することです。 ここで、レジリエンススキルの 評価について説明します。 あなたの現在のレベルを知るために、 2つの要素を見てみます。 1つはストレスで、もう1つは対処能力です。 次のように考えます。 仕事で、低いものから高いものまで さまざまなレベルのストレスにさらされ、 一生を通じて、それぞれに 応じた対処能力が必要です。 ストレスと対処能力がともに低い場合は、 大きな問題は発生しません。 あまり困難に直面しないか、 些細なことにしか対処しないので、 対処能力の必要性を十分に 認識していないかもしれません。 しかし、ストレスレベルが上がり、 対処能力が低い場合は、 不安が高まり、自信を失ってしまいがちです。 間違いなく、嫌な考えと不快な感情の 両方がわいてくるでしょう。 反対に、ストレスレベルが低く、対処能力が磨かれている場合は、 対応する準備ができており、 安心していられます。 気持ちを強く持ち、より大きな逆境でも 立ち向かえると感じられます。 このコースの最終的な目標は、 ストレスレベルと不確実性の両方が 高い状況であっても、 対処できるレベルのレジリエンスを 習得することです。 それまでの間は、成長過程のレベルに とどまることもあるでしょう。 これから学習する戦略は、 レジリエンスレベルを高めて、 ストレスへの対処能力を 向上させることを目的としています。 プロジェクトファイルには、 あなたの現在のレジリエンスレベルと、 仕事やそれ以外の場における ストレスを確認する質問があります。 それらを活用して、 今の自分の状況をグラフで確認してから、 レジリエンスレベルを 高める行動計画を作ります。

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