コース: レジリエンスを高める

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小さいストレッサーを対処する

小さいストレッサーを対処する

小さなストレッサーを洗い出したので、 次に、そのストレッサーを 2つの対処方法で対処します。 1つ目は、完了させてしまうことです。 ここでは、「未完了の完了」という 言葉を使って定義しております。 2つ目は、そのままの状態を 受け入れてしまうということです。 ここでは、スルーという言葉で 定義しております。 洗い出したストレッサーに対して、 この2つの行為どちらを行うのか、 あらかじめ決めてしまうということが ポイントになります。 決めたとしても、また思い出して ストレスを発生させる可能性はあります。 しかし、決めたのだと 何度も自分に言い聞かせることで、 だんだんストレッサーが 消えていくことが期待されます。 1つずつ、代表的な例を 見ていきましょう。 切れている靴ひもを見るたびに、 小さなストレスが発生するとします。 この場合、あらかじめ 「次の土曜日になおす」と その場で決めてしまいます。 そして、なおしてしまえば、 ストレッサーは完全に消えます。 これが未完了の完了になります。 次に、嫌なことを言ってくる 友達がいるとします。 このことに対して、もう 「気にすることをやめる」と 自分自身にあらかじめ言い聞かせます。 再びそのことが起こったとしても、 気にしないと都度言い聞かせます。 未完了の完了のように、 一度でストレッサーが消えるとは 言えませんが、 事前にスルーすると宣言して、 都度そう思うことで、 段々とストレッサーが消えていくことが 期待されます。 過去の出来事に対しても、 この対処法は有効です。 ここでは、過去に山でハチに刺されたので ハチを見ると怖いという ストレスが発生するとします。 ここでは、スルーを選択し、 「山以外ではハチに反応しない」と 決めてしまいます。 何かのきっかけで再びハチに反応したとき、 あらかじめ決めたのだから ハチに反応しないと、 何度でも自分に言い聞かせます。 このことで、段々とストレッサーが 消えていくことが期待できます。 小さなストレッサーに対処することを 「エネルギー漏れをなくす」と言います。 エネルギー漏れをなくすことで 大きなストレッサーに対応できる 体質を作ることができます。 ですので、エネルギーを蓄えることが、 レジリエンスを高めることにつながります。 小さなストレッサーに対する 対処方法である、…

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