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クリッピングを調整する

クリッピングを調整する - Blenderのチュートリアル

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クリッピングを調整する

ここではカメラの クリッピングの機能について紹介します。 クリッピングの機能というのは このカメラがどこからどこまでの 範囲で撮影できるのかを 決める機能です。 例えばこのシーンのように 今、壁のある部屋のセットの外側に カメラが設置されています。 しかし、このカメラの位置で この部屋の中を撮影しようとすると 壁が邪魔になって 撮影することはできません。 そういうときには このカメラのクリッピングの機能 「範囲の開始」「終了」 この値を調整することで このカメラから見える範囲というのを 限定することができます。 そうすることで、この邪魔な壁を 撮影しないですむということになります。 まずは「範囲の開始」の値を 少しづつ大きくしていきます。 するとこのように 値を大きくしていくと 壁がレンダリングされない状態になる 位置があります。 今「範囲の開始」が 1.8 というふうに なっているので、 このカメラが撮影できる範囲は このカメラから 1.8 メートル先の所から 一番うしろが 100 メートルまで この範囲で撮影することが 可能になっています。 「範囲の開始」をどんどん大きくしていくと このように 撮影できる範囲がどんどん遠くの方に いってしまい、このように 手前のオブジェクトがどんどん 消えていってしまいます。 逆に奥側を消したいというときには この「終了」の値を小さくしていきます。 このように 「終了」の値を小さくすることで 撮影できる範囲というのを 限定することができるようになっています。 この機能を使用することで 無駄に遠くにある細かいオブジェクトを レンダリングしないですむという ときもあります。 手前だけのオブジェクトをレンダリングして 後で合成するというやり方もとれます。 このように この範囲の開始、範囲の終了は 込み入ったオブジェクトで 構成されているようなシーンを 撮影するのに非常に便利な機能です。

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