Blazorの利点を知る

Blazor を利用して Web アプリケーションを開発する場合、 様々な恩恵を受けることができます。 １番の大きな利点は C# を利用して Web のクライアントサイドを 開発することができるという点です。 これまで ASP.NET を MVC などを利用して サーバーサイドのアプリケーションを C# で開発していた場合、 この恩恵は大きなものとなるでしょう。 それ以外にも デスクトップアプリケーションや スマートフォンのアプリケーションを C# で開発したい場合は、 その資産を利用することができます。 その資産こそ .NET の 様々なライブラリや 自作のライブラリです。 Blazor では C# のコードから JavaScript を呼び出す またはその逆を行うこともできますので、 これまでの JavaScript 開発の ノウハウも活かすことができます。 Single Page Application が 作りやすい構成になっている というのもひとつの利点です。 開発に利用する 開発ツール、 強力な Visual Studio や Visual Studio Code を利用できることも ひとつの魅力でしょう。 それではこれらの特徴を もう少し細かく見ていきましょう。 Blazor は C# でアプリケーションを 開発できるので、 クライアント側の Blazor Web アセンブリ そしてサーバー側の Blazor サーバー ともに C# を利用することができます。 C# は静的な型付け言語なので 型を利用した完全なプログラミングを 行うことが出来ます。 .NET の標準クラスライブラリや これまで開発で利用した 自作のライブラリ、 サードパーティーが開発、提供している ライブラリなども使用することができます。 C# で記述はしますが、 JavaScript の 得意な処理は JavaScript を呼び出すことで 実行することができます。 逆に JavaScript 側から C# を呼び出すこともできます。 Blazor Web アプリケーションの構成は シングルページアプリケーションの 開発が容易な構成になっています。 各ページを コンポーネントで管理し、 イベントやデータバインド といった機能を活用することで、…