Blazorとは

Blazor は C# などの .NET 開発言語を利用して WEB アプリケーションを 作成することができる 新しいフレームワークです。 Blazor は Web アプリケーションを 作成できるツールですが、 これまで存在していた ASP.NET とは 少し異なるフレームワークと なっています。 大きな違いのひとつは クライアントサイドの開発にも 対応していることです。 これまで Web アプリケーションの クライアントサイドは JavaScript で記述していましたが、 Blazor を使うことで、 C# で JavaScript と 同様の機能を実装することが できるようになります。 Razor 構文が利用可能で、 HTML に動的に値を 埋め込んだり、プログラムコードを 記述しやすくなっています。 Blazor の由来は Browser Razor という言葉の組み合わせです。 一言で Blazor といいますが、 Blazor にはいくつかの 開発フレームワークが含まれます。 ひとつはクライアントサイドの アプリケーションを開発するための Blazor WebAssembly もうひとつはサーバーサイドの アプリケーションを開発する Blazor Server そして現在プレビュー状態ですが、 デスクトップやスマートフォンの アプリケーションに Razor 記法を用いて記述した Web サイトを表示することができる Blazor MAUI があります。 Blazor 以外の C# を用いた Web アプリケーション開発の方法には いくつかあり、 ひとつは ASP.NET MVC これは MVC フレームワークを用いて Web サイトを作成する手法です。 そして ASP.NET Web Forms デスクトップアプリケーションのように コントロールをドラッグ＆ドロップして Web アプリケーションを 開発することができます。 そして Blazor WebAssembly です。 これはクライアントサイドで動作する アプリケーションを作成するための フレームワークです。 そして Blazor Server こちらはサーバーサイド側の アプリケーションを 開発する手法ですが、 ASP.NET MVC などと 大きく違う点は SignalR という テクノロジーを利用している点です。 Blazor では、 Razor 記法、Razor 構文を 使用することができます。 Razor は ASP.NET MVC で 画面定義を行う View エンジンとして登場しました。 HTML に動的に 変数やコードを埋め込むことができます。 Razor 構文と言われる構文を利用して 記述します。 このように C#.NET で Web アプリケーションを開発する 技術は色々ありますが、 Blazor を利用することで これまでの ASP.NET MVC などと 異なった特徴を持つアプリケーションを 作成することが可能になります。